ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
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ウルトラマンA最終盤は石堂淑朗3部作
今から50年前の今頃73年3月はウルトラマンA最終盤にあたるの
だが、今日にあたる3月23日にOAされた51話命を吸う音はバイオ
リン超獣ギーゴンが登場するEPでバイオリンを嫌う少年の心が超
獣を呼び寄せてバイオリンと合体し美しい音色を奏でる事で人々
の命を吸って巨大化していくというもの。
子供のネガティブな思いが超獣を呼び寄せるというシチュエー
ションは。マイナスエネルギーが怪物化するウルトラマン80のパ
ターンの原型ではないか。
そういえばウルトラマンAはベロクロンの復讐を復帰した市川森
一が担当した後、最終回前の3話は石堂淑朗が担当しているのだ。
まず49話のアクエリウス編は村を舞台に神の使いを名乗る少女が
村人を煽動するパターンで、コダイゴン編のグロテス星人を思わせ
る展開。
また50話のシグナリオン編はレボール星人が東京の地下に秘密基
地を建設し、東京の信号機を操って交通事故を多発させ信用してい
るものが狂ったら?的な要素が含まれていた。
また信号を武器と使い赤は熱線・青は人間の体温を異常に低くす
る光線・貴は人間を発狂させる光線と使い分けている。
そしてギーゴン編は先述したようにマイナス的な感情が不幸を呼
ぶという展開で、この要素を盟友のウルトラマン80のメインライタ
ーになった阿井文瓶に受け継がせているのを考えると石堂淑朗作品
テイストが満載のウルトラマンA最終盤という事になるのではないか。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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この方のおかげでアニミズムも一種のSFだと教えられた気もしますし、尚且つウルトラの作品世界の幅を広げてくれたような気もします。
また生前の石堂氏は自分は飽く迄も代打の引継ぎ選手でありメインは上原氏らに任せていると仰っており、自分は作品世界の内容は把握してないとかも仰っていましたが、それとは裏腹に「帰マン」では51話のバッド星人の「裏切り者のウルトラ兄弟」台詞を先の36話の担当回で言い放っていたし、「A」では南夕子の退場回を担当していたのを活用して次作「タロウ」でも夕子の再登場回も担当するなど、自身の発言とは裏腹な事をなさっていました。要は謙虚に発言をなさってたのかもしれませんね。
さて「A」終盤の事実上のメインライターを担当した回ですが、
49話のアクエリウスなんかは、神の使いと名乗る女が村人たちを洗脳させて共に歌う場面なんかはもはや宗教。しかも昼間撮影を夜間と見立てた通称「アメリカン・ナイト」の撮影で行っていた分、旧原板フィルムで見たときなんて暗すぎて何が起きているかさっぱり分からなかった。もしかして、何が何だかわからない状況が起こっている様だから、敢えてそれを見え辛く暗くしていたのかな?とも思ったりしました(しかしこれらはリマスター版のDVDやBlu-rayならばはっきりと見られる)。
50話の黄色信号による痺れ光線で狂気になる人々を魚眼的に撮ったアングルなんて、後の「レオ」に見られるようなアングルだったのが印象的。また「トリプルファイター」で御馴染みだったユリ役の笛真弓さんのゲスト出演に初期はあまり上手くいっていなかった北斗と山中隊員の見事な連係プレーが見られたりと見どころ満載だった。
51話は仰る通りにマイナスエネルギー怪獣の原型が垣間見られた回でしたし、こういう展開は「80」だけでなく他のウルトラではあまり見られない内容で、どちらかと言えば東映特撮で見られる展開だったと思います。それ以外でウルトラで後に見られると言えば「ネクサス」のスペースビーストくらいかな?
あとギーゴンのデザインが大変面白く、胴体をバイオリン母体にしたのは勿論良いが、尻尾がバイオリンの弦を弾く弓なのが個人的に素晴らしいと思いました。
ちなみに音楽教室の先生役に冬木透先生が顔出しゲスト出演していたのがミソでしたw
石堂氏はスノーゴン編で帰りマンをレオのブニョ編で共に凍らせてバラバラにするEPや、タロウのエンマーゴ編で首を撥ねたりとヒーローをバラバラにするのが得意な人ですしメインライターはしないけどインパクトのあるEPけっこう担当してますね。
そうシグナリオン編ではオレンジファイターが八百屋のお姉さんで出演してますし、ギーゴン編で春男クンの先生が冬木透氏だった事は後に知りました。