Tokyo 2020 Day・7：寝技マイスターの栄光

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210729-0259

　大会7日目の注目種目は柔道で特に寝技マイスターと呼ばれる
女子78㌔級の浜田尚里が、どのように戦うかで特に78㌔級は04
アテネで阿武教子が取ったのみの日本勢にとっては厳しい階級。

　ちなみに男子100㌔級も00シドニーで現監督の井上康生が取っ
ただけで、ウルフ・アロンが強豪達を抑えて制する事ができるの
か。

　どうしても100㌔超級の原沢久喜が‘ここ一番’で勝ててないだけ
に、彼が勝てれば問題ないが前々回の天皇杯王者のウルフに重量
級復権を期待したい。

　他では卓球女子シングルスで混合ダブルスで金を取った伊藤美
誠とバドミントン混合ダブルスが準決勝に臨む。

　競泳は午前中セッションで武良竜也が男子200平泳ぎ決勝に進出
するも7位に終わると、200背泳ぎ準決勝で入江陵介は決勝に進出
するも砂間啓太は敗退。

　そして注目の男子200個人メドレー準決勝で瀬戸大也は1組目2位、
萩野公介は2組目3位で揃って決勝進出を決めた。

　卓球女子シングルスで伊藤美誠は午前中の準決勝で中国の孫穎莎
にストレート負けしたものの、3位決定戦では石川佳純に準々決勝で
勝ったシンガポールのモンユ・ユに第1ゲームを失うも残り4ゲーム
連取で銅メダル獲得。

　男子テニスシングルスは錦織圭が準々決勝でノバク・ジョコビッ
チにストレート負けして敗退すると、バドミントン混合ダブルスも
準決勝で中国ペアに敗れて3位決定戦に回る事に。

　柔道は女子78㌔級で浜田尚里がベアタ・パチュトに抑え込みで一
本勝ちし幸先良いスタートをすると準々決勝でもアレクサンドラ・
バフィンチェワに送襟締めで一本勝ち、準決勝でアナマリア・ワグ
ナーに腕ひしぎ十字固めで一本勝ちして決勝に進出するとマドレー
ヌ・マロンガの攻めをかわしてアッという間に寝技に持ち込み崩上
四方固めで一本勝ち。

　相性の悪いマロンガに対し最高の形で勝ったわけで、14年サンボ
世界選手権でも優勝しているのだから全て寝技で勝つという快挙も
ここから来ていると思う。

　男子100㌔はウルフが初戦でムハマドカリム・ラフモフに一本勝
ちし準々決勝でもペテル・パルチクに終了間際の大内刈りで技あり
を取って準決勝進出。

　ここでもバルラム・リパルテリアニに終了間際に大内刈りで技あ
りを取り決勝進出し、趙グハム相手の延長戦となり激戦を制し最後
は大内刈りで一本勝ちして決着をつけた。

　とりあえず重量級初日の2つを取った事で5年前のリオでの宿題は
果たす事ができたのはよかったし、浜田にしろウルフにしろ寝技が
できないと勝ち進むのは厳しいのではないかと思ったりする。

　体操女子個人総合は村上菜愛が登場し最初の平均台を13,766で凌
ぐと得意の床で14,000を出し、跳馬でも14,533をスコアして迎えた
苦手の段違い平行棒を13,733でクリアし5位入賞を果たした。