ウルトラセブン36話・必殺の0,1秒で、セブンがペガ星人と戦う
時に流れたBGMはウルトラセブンの歌パート2である。
ウルトラセブンの主題歌を作詞したのは東京一こと円谷一だが、
その一方で冬木透が作曲したのは2種類ありパート2はボツになった
もののアップテンポでノリがいいため必殺の0,1秒を含めて3度B
GMとして使われていた。
最初が4話のマックス号応答せよでセブンが巨大化したゴドラ星
人と戦うシーンで、地球での戦いだけでなく戦闘シーンのほぼ最後
まで流れている。
続いて7話の宇宙囚人303でキュラソ星人がアンヌを人質に取り
ホーク1号のβ号で逃走したのをα号とγ号で強引にドッキングさ
せて救出しようとするもので、この時の緊迫したシーンで流れてい
た。
今回はそれ以来の使用となったのだが、ゴドラ星人編との共通要
素はセブンが等身大と巨大化を使い分けながら戦うシーン。
セブンはウルトラマンと違い等身大でも戦えるわけだから敵が等
身大の時はそれに合わせて戦うし、ゴドラ星人のように複数体登場
して等身大や巨大化した敵と戦うの時に試用されている。
とはいえ49話中3度しか使用されなかったBGMではあるが、
それから5年後の72年にウルトラマンAでゾフィのテーマとして
2番と3番のイントロが試用されて陽の目を見る事になった。
考えてみればゾフィは第1期ではウルトラマンの上司という存在
での登場だったのが、帰ってきたウルトラマンで作られたウルトラ
兄弟という設定で長男という位置付けになった一方で主役を演じた
番組がないためテーマ曲がなかった。
だからこそメインの部分は使われなかったものの、2番と3番の
イントロ曲がテンポがいいため採用されたのではないかと思う。