【ジャンプ】葛西のプライド!五輪前国内4戦「全勝でソチ」(スポーツ報知) - goo ニュース
ソチ五輪が近づいている中で先日ジャンプでは41歳の葛西紀明がW杯で
最年長優勝を果たしたおかげで過去3大会よりもメダルへの期待が高まって
きている。
ジャンプといえば72札幌五輪で笠谷幸生らの表彰台独占や98長野五輪の
団体金メダルなど大会を象徴するシーンとして今でも登場するぐらい、冬季
種目の中では人気種目になっているし注目度も高くリレハンメルの時のように
原田雅彦が最後に失敗して金を逃し銀を獲得したのも長野の金のプロローグの
ように扱われている。
さて今回のソチ五輪での日本勢はK90のノーマルヒルよりもK120のラージ
ヒルの方が期待できるだろう。
昭和の時代はNHで活躍してもLHになるとダメというケースが多かったのだが
92アルベールビル以降はLHの成績がNHよりも断然よくなってきた事に注目
したい。
昭和の時代にNHは通じてもLHがダメだった理由は国内にLHのジャンプ台が
札幌五輪の大倉山しかなく当時は冬しか使えなかったというのがあるし、世界
各地を転戦して回るW杯にも国内開催の時にしか参加しなかったのも理由の1つ。
ところが88カルガリーの惨敗後に日本は葛西らをW杯に全戦参加させた事に
よりLHに対する慣れが出たし、国内でも長野などにLHのジャンプ台ができた
だけでなく冬以外でも飛べるインフラ整備がしっかりし始めたのがLHへの苦手
意識をなくす結果になったのだ。
ただW杯では飛距離の出ないNHは嫌われて徐々に数を減らして今ではW杯で
NHは行なわれず五輪か世界選手権でないと開催されないため かえって苦手に
なったようだ。
ヨーロッパ勢は週末がW杯のため五輪や世界選手権が近づくと国に帰って
NHの練習をするようだが、日本勢は地理的に無理なので結果的にNHの成績が
落ちているという事を忘れてはいけない。
だから最初に行われるNHで結果が出なくても‘LHに向けた予行練習’ぐらいに
思っておけばいいわけで、決して‘NHでダメだったからLHでは厳しい’とマスゴミ
が垂れ流す情報を信用する必要はない。