プレミア12優勝は嬉しいけど

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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191117-0253

 昨日行われた第2回WBSCプレミア12の決勝で、日本代表が
韓国に5-3で勝ち前回の準決勝で敗れた雪辱を果たすと共に
初優勝を飾った。

 前日のスーパーラウンド最終戦を10-8で勝ち1位で決勝に
進出した日本は初回に2本のHRを打たれて3点を先行されるが、
その裏に2アウトから鈴木誠也の2ベースで1点返すと3回に2
アウトランナーなしから山田哲人の3ランで逆転し7回には2ア
ウト3塁で浅村栄斗のタイムリーで5-3と突き放し7人の投手
をつないで逃げ切った。

 プレミア12というのは個人的には高校野球でいうところの
春の選抜的な立ち位置と見ており、本当の勝負はWBCと考え
ているのだが前回と違うのが来年に東京五輪が行われる事。

 ご存知のように東京五輪の出場国は6か国なので完全な短期
決戦になるため、今回のプレミア12も1次ラウンド&スーパー
ラウンドと計7試合を一気に駆け抜けるフォーマットは五輪の
前哨戦といっていい。

 この大会はオフシーズンに行われるため五輪予選も兼ねると
はいえ各国に温度差があるのは事実だが、韓国は全力で勝ちに
来るチームだし4年前は勝利寸前の9回に痛恨の逆転負けを喫し
ている相手だから負けると完全に苦手意識を刷り込まれてしま
うと思われた。

 日程の関係でスーパーラウンド最終戦と連戦になったわけだ
が、前日は韓国がメンバーを落として臨んだのに対して日本は
データ収集も兼ねた戦い方で行われたため日韓戦にしては緩い
試合になった。

 とはいえ決勝は完全にガチ勝負になるので一筋縄ではいかな
いと思っていたら、案の定1回に山口俊が2本のHRを浴びて3
点を先行される。

 3点差といえば4年前に3-0から逆転されているし北京の時も
逆転負けを喫するなど日本が逆転されるケースが多く、追いか
けるパターンになるのは厳しいと思っていたら鈴木の2ベースで
すぐに1点返し2回から登板した高橋礼が抑えた事で流れを取り
戻す事ができた。

 だからこそ2回に2アウトから四球と内野安打で作ったチャン
スで山田の3ランが出て、直後の3回に先頭打者からヒットを打
たれるが3番の大きなレフトフライで2塁に走ったランナーを好
返球で刺し完全に日本の流れに。

 結果的に7回に浅村のタイムリーで追加した1点で勝負を決め
た形だが、やはり5点は取らないと勝てないという国際試合の
セオリーを踏襲する事になった。

 来年の東京五輪は今回のメンバーが中心にはなるだろうが、
今回以上の短期決戦になるのでレギュラーシーズンの最中とい
う事もあり五輪の時点で好調な選手を選出するべきだろう。

 そういう意味では今回の優勝は自信にはなるものの、当然な
がら来年の五輪の金メダルを保証するものではないので心して
臨まないといけないだろう。

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