宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

夏の歌、読んだ本そして観た映画

2023年08月12日 | 週報

夏の間に特にたくさん食べておきたいものは、すいかと桃ととうもろこしである。

すいかといえば、何回も書いてしまうが「WATERMELON」(東京スカパラダイスオーケストラ feat. 高橋幸宏 かな、と思ったら幸宏さん feat. スカパラ盤も同時に出ているのですね)はつくづく名曲である。

「熱く熱く熱く」と歌っていてもどこか涼しげな幸宏さんの声。8月に聴いてあらためて良さを実感。

「サマージャム'95」(スチャダラパー)といい、95年は名曲に彩られた夏だったのだなー …暑かったはずだけど、具体的には思い出せないなー それでも2023年夏よりはいくらか気温が低かったのだよねー…

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図書館で借りた『じゃむパンの日』(赤染晶子 palmbooks)が、先入観をくつがえされて、すごくおもしろかった。

評判についてはどこかで読んでいて、それでなんとなく書棚の本に目に留まったのだと思う。著者の芥川賞受賞作について、選者の小川洋子さんが芥川賞の思い出として特に挙げていたのが記憶に残っていたためもあるかな?

そこでにわかに当該作『乙女の密告』も読みたくなってきた。外国語大学でのスピーチ暗唱授業というのも、外国語学習趣味者(?)としては心惹かれる。

そうそう「乙女」への固定概念で、著者と著作を「そういう傾向」となんとなく思い込んでいたのだけど、違っていた。文章がおもしろいんだけど、事象としては京都の長屋の薄暗い感じとおじいさんやおばあさんや知り合いの人の確かにその土地にいる人という存在感が印象に残った。

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au マンデイ でまた映画を観た。

『君たちはどう生きるか』

まったくのまっさらで観たのではなく、新聞の映画レビュー欄にあらすじが書いてあって、「うーん…そこまで観たい感じではないかな…」と思ったりしたのだけど。

そんなにアニメ好きでない自分としては、冒頭からの数分は「こういうのは実写のほうがいいなぁー」などと思っていたのだけど、おばあさんがわらわら現れたところから、わーやっぱりこういうのはアニメならではだなーと思い始め、その後は画面のおもしろさを堪能した。

お話自体は特に奇想天外でもなく、意外なほど型通りな印象だったのだけど、その型の中に詰め込まれた宮崎駿監督の想像力と、それを具現化する力がやっぱりすさまじい。

キャラクター的にも、歴代宮崎アニメの中では好きな感じ。(と言っても近年全然観てないですけど)デザインによってはキャラクター商品も買いたいかも。

説教よりも自分が好きなことを存分にやってる感が子供に響くんだろうなーなどとも思った。画面から受け取るものは言葉にならないんだけど、あれはやっぱり「残る」よね。

You Tube で宮崎駿監督が「人は幸せを求めて生きているわけではない」と言っているらしい動画サムネイルを見かけたのだけど、エンドロールを見ながら、監督ほど幸せな人はいないだろうと思った。自分の頭の中の妄想を現実化するためにこれだけの人が一生懸命仕事を分担してくれているって、ものすごいことではないですか。

そうそう映画のポスターにもなっているアオサギ、アオではないけど、サギ自体はうちの近所でもわりと見かけるので、親しみが。異世界に導く役としてはぴったり。この機会に写真を撮りたかったのだが、暑さのせいか最近は見ない。

声を当てている人が誰なのか、女優さん2人しか分からなかった。聞き覚えがあるんだけど、これはいったい誰?と、情報非公開ゆえの余分な気がかりがあったことは書いておこう。



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