宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

あまちゃんとまんが道

2023年08月17日 | 週報

またまたNHKBS再放送中の『あまちゃん』についてですが、昨日の放送での

「敷かれたレールを走るしかない」北三陸鉄道車掌・大吉さんからの、「大都会を縦横無尽に」「アドリブで」走り回る正宗さんへの敗北宣言、妙に感心してしまった。そのためのタクシー運転手という設定じゃなかったんだろうけど、うまいこと台詞に生かすなー、と。

加えて、「鉄道車両がすべて『電車』なわけではなく、ディーゼルで動くものは『汽車』と言わなければならない」こと、私も幼少の頃、身近な鉄道についてあれを「電車」と言ってはいけないことがショックだったので、我が意を得たりというか、堂々と周知してくれてありがとうというか…

失踪したお母さんと再会してのユイちゃんの「どうリアクションしていいか分からない」という第一声もリアルだなーと思った。

ドラマの中では、1年の間にめまぐるしくいろんなことが起こり、たった1年前のことがものすごく昔のことのように感じられているが、えっでもたった1年じゃん、と観ている中年(私)は思ったりする。

やっぱり10代にとっての1年は重みが全然違うかー。

『あまちゃん』もついこないだ本放送だったような気がしているが、ドラマ内の折り畳み携帯電話には時代を感じる。そして若い女優さんたちのその後を知ってみると、それなりに時間が経ったのだなーと思う。

ドラマ内架空番組「見つけてこわそう」でのアキちゃんの個性的なスタイルが特別目を引いてかわいく、また共演者がさかなクンってところが、後のことを知ってみれば、ああすでに布石が、と感心してしまう。(逆に原点のドラマから活動展開のヒントを得たのかもしれないけど)

そうそう「のん」ってアルファベットにすると「NON」で、イエスではないノーを突き付けるパンクな命名だったのねー、と今更ながら。

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今週は往年のNHK銀河テレビ小説『まんが道』を最後まで観た。

去年の夏一挙再放送していたのは録画していたのだが、後半観ないまま年を越してしまったのだった。

本放送は1986年、当時もちろん全話観ていた。あらためて名作。

続編の「青春篇」も去年の冬一挙再放送していたらしいのだが、録画し損ねたのがつくづく残念…

たまたま今「あまちゃん」と並べてみると「地方在住の仲良し2人組が夢に向かって地元でそれなりに実績を積み、いよいよ上京へ」というところが共通している。ちょっと無理やりだけど。

そしてあえてなぞらえると、藤子不二雄A先生(作中語り手でもある「漫賀道雄」)はアキちゃんっぽく、藤子・F・不二雄先生(作中の「才野茂」)はユイちゃんぽくもある。

私の想像だと、A先生はF先生のほうが漫画の才能は上と認めていて、でもF先生はA先生の楽天的で社交的な性格に救われていたのではないかなと。

そしてA先生は新聞社の仕事も楽しかったと言っているし地元が好きなのだと思うけど、F先生の地元への思いは複雑なのではないかと(はっきり言えば好きではない。帰りたくない)は以前から思っていた。そこもユイちゃんぽい。

それにしても、藤子不二雄のお二人はケンカしたこともないというし、その関係の清々しさ気持ちのよさがつくづく奇跡に思われる。でもウソくさくはない。

あえて比べるとやっぱり「あまちゃん」のアキちゃんユイちゃんはいろいろこじらせていると思うけど、それは時代が違うのか、男の子と女の子の違いなのか…?



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