宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

やっぱりナマ!

2022年12月14日 | 音楽

いや、ナマでなくても良いものは良いことももちろん分かっていますけども。今回は。

行ってきました!12月11日(日)NHKホール

「矢野顕子さとがえるコンサート2022」

身近にコロナ感染者が増えてきて、遠出せずに我慢したあげく日常生活で感染したらばかみたいと方針転換。人ごみを避ける、対面で飲食しない、アルコールは控える、帰宅後は抗原検査…と一通りの対策を取りつつ。

3年ぶりの東京!には、ほとんど感慨はなかったのだけど(これはトシのせいか…)、コンサート冒頭「BAKABON」最初の一音と「これでいいのだ~」が始まった瞬間「これこれ、これですよ!」と、うるっときた。

やっぱりナマの音はいいな。

改修なったNHKホール、見た目はほとんど変わっていないようだったけど、やっぱり音が良くなっているのかな。

そしてバンドのみなさん、ベース小原礼、ギター佐橋佳幸、ドラムス林立夫のカルテット(とは言わないの?)を私が観るのは、2018年、2019年に続いて3度目だけど、バンドがさらに進化したように感じた。

音響のせいか、ベースの音がよく聞こえたのもよかった。

正直みなさんお年だし、やわい演奏でも全然いいですという気持ちもあったのだが、失礼すぎた!(ほんとに失礼だが自分のブログなのでゆるして)

力強く歯ごたえばっちり。

懐かしく嬉しいあの曲この曲に過去がよみがえったりしつつも、「今ここ」のかっこいい演奏が嬉しい!

「ちいさい秋みつけた」の鳥の声みたいのとか、ギュイーンとギターが入るのもかっこよかったし、「LOVE LIFE」は私的には痛々しすぎて辛い曲のイメージもあったのだけど、おおらかな愛を感じた。年の功というものか(用法が違う?)。

そしてさらに新しい試み。宇宙飛行士野口聡一さんが宇宙で書いた詞に曲をつけて歌うというプロジェクト。

バンドで既演奏の「ドラゴンはのぼる」はもちろんかっこよかったし、弾き語りの「透き通る世界」がまたステキだった。

話題性だけじゃない。

これまでもカバー曲のほか、数々の詩人や普通の人の詩に曲をつけて歌ってきた矢野さん。矢野さんが歌うことで、詩(詞)が垣根なく心に入ってきたり、「こういうことだったのか!」と発見したりしたことが幾度となくある。

音楽家は言葉への感応力もすごいのねー。弾き歌うことで言葉が描く感情を同時体験していらっしゃる。そして聴く者にも伝播する。宇宙には正直あまり関心のない私ですが、聴きながらちょっと宇宙空間を感じた。いやマジで。

今回のコンサートグッズには、「げーかわいくない猫。いらなーい」と思っていたのだが(便利そうだったのでサコッシュは一つ開演前に購入)、上演中の「ショップ・チャンネル」にまんまとのせられ、バカ買いしてしまった。なるほどワニ猫かー(見えないっつーの)。たしかに「AKIKO YANO」の書体も高級ブランドのロゴにみえなくも…ない…。サコッシュも色違いでもう一つ買ってしまったけど後悔しないよ。

「これで年が越せます」と冗談めかして言ったりするけど、いやほんと「さとがえるコンサート」がコロナ前の数年間、私的にはすっかり年末の風物詩になっていたんだなー、歩きながら「そうだった、この年末感」と思い出した。

コンサートに行けるようになるまでに「野望を果たすべく奮闘する」と去年のブログに書いていたのに、なしくずしになっていったのは、我ながら残念感があるが、まぁよし。大いに刺激を受け、これからだ!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿