大田区大森西地域に約21坪を賃借している中林さん(仮名)は、娘さんからインターネットで組合を調べ事務所に訪ねてきた。深刻な顔で話す内容は「今後の地代はいらない。借地上の建物を収去し更地にして今年の12月末までに返還してほしい」と地主が書面で通告してきたという。契約期間は後11年もあるのに、土地の事業計画が生じたからとの一方的な理由。地主は、組合がよく知っていて過去にも同様なトラブルを起こし、地代を数年供託した組合員の体験を伝え、4年前に地主が従来どおり地代受領することで、話しが着いた事例を聞いた中林さんは安堵する。
地主に明渡し拒否を通告し、地代を受領する意思を確認して供託も裁判も辞さずの決意を固め組合に入会した。(東京借地借家人新聞より)
地主に明渡し拒否を通告し、地代を受領する意思を確認して供託も裁判も辞さずの決意を固め組合に入会した。(東京借地借家人新聞より)