200年が経とうとしている農家が建てられた当時は採光などということは二の次だったに違いない、
そのような古い農家の窓はほとんどが小さめだ。
とかく天気の悪い日や冬などは昼でも電球の明かりが必要になることがあるくらい。
我が家のキッチンにはモダンな一面ガラスの大きなフレンチドアがあるにもかかわらずドアとは反対の場所では昼でも電球の明かりが必要だ。
そんな訳なのかどうかこの部屋が暑い夏一番涼しい部屋となる。
そしてその小さな窓の外側には木製のシャッターが付き雨や風を遮る役目をしている。
さらに重要な役割があることを知っていながらなかなか実行できないでいる。
イギリスのような暗めの陽射しの国からやって来ると窓もシャッターもすべて開放し明かりをふんだんに取り入れたいという気持ちになる。
これが暑い夏には裏目にでることがある、夜寝る頃になってもベッドルームは昼間の太陽光線で暖められなかなか涼しくなってくれないのだ。
これは昼間シャッターを閉めておくことでだいぶ緩和できるのだ。
村の家並みを歩いていると半分閉まったシャッターを良く見かける、隙間からチラッと覗くと中はだいぶ薄暗く涼しそうな事がよくわかる。