ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

魔女年生まれの私が感じる人生100歳時代 5

2018-03-16 11:08:36 | エッセー
 年齢を重ねると、体力がなくなる、意欲がなくなる、見た目が悪くなる、保守的
になる、頑固で融通性がなくなる、色々病気が出てくる、などなど。
 ネガティブな事ばかり強調されるが、それは若い世代から見たり、感じたりした
実状で、自分がその年齢にならなければ分からないことが沢山ある。
 友人達に聞いて良い面を数えてみると・・・
 1 時間が自由に使える
 2 働かなくても良い
 3 責任がなくなる。
 4 経済的にも余裕が出てくる。
 5 信頼感がある。
  6 人のお役に立てること。
 7 過去にガンバって来たので、楽しい老後が送れる。
 8 好きな事を好きなだけ楽しめる。
 9 地域の人と分け隔てなく付き合える。
 10  他人と比べて若さを実感できる。など・・・
 高齢者もそれぞれ考え方や、価値感の違いはあるが、長生きする時代を最後まで
自立して生きたいと思う人と、そうでない人との差は大変大きいようだ。
 長生きする時代は具合が悪いと、すぐに治療する、つまり医療に頼るだけでは
絶対に自立した老後は生きられないと思う。

 
※ 治療を受けずに近年のことだが、運動で「坐骨神経痛」「膝痛」を治し
   努力は必要だったが、「やればできることもあるのだ」と実感した自分の
   実体験から言えることだが。
    

 若さはキラキラして美しく、またエネルギッシュだが、私は決して羨ましいとは
思わない。何故なら誰でも例外なく、老人になるのは決まっているから。
 私の願望は生きている限り元気で、出来れば指導者として死ぬまで現役でいたいし
まだ興味があることを学んでいたと思う。そして、介護を受けず友人達を沢山持って
人生を楽しく生きていたい。ぼんやり、何となく、気づいたら・・・
 私はそんな時間の使い方はとてもできない。「怠惰に生きるなら死んだ方がまし」
の価値観だが、でも、それは自分が元気で自由に動き回れるからこそなのだろう。


 元気な老年期を迎えられるのは、50歳前後から、自分の生活を見なおさなければ
ならない。その年齢になっても、まったく若い頃と同じ生活をしていたら、長生き
はできないし、たとえ長生きしても色々な病気に、多分襲われることだろう。
 もしも100歳まで生きるとしたら、「前半と後半とをきちんと線引きして暮ら
すべき」は、誰より元気な小池能里子がハッキリ言える事実だ。
 私は死ぬまで自分の足で歩きたいし、身の回りのことはすべて出来る自立状態
なら長生きしても良い。でも、介護されながら生きるのなら、すぐにでも死んで
しまいとさえ思っている。

 
コメント
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