敏感と鈍感どちらが得？

　心理学を学んでから、長年かけて随分自分を変えたつもりだが、ときおり他人に
対して「どうしてこれほど鈍感なのだろう」と、もどかしかったり、いらだったり
することもある。それはきっと自分の感受性が、人一倍強いからかも知れない。
　喜びや嬉しさや感動なども、ふつうの人より多く感じられるが、その反面
出来るだけ気にしないようにしているが、他人の言動が気になり、苛立つことが
実はときどきある。もしも私がそれらにいちいち反応してたとしたら・・・
　多分誰も付き合ってはくれないと思う。
※　道を歩いていて、その愛らしさや美しさに感動した植物

　でも、アルコールが入ると、思わずホンネが出ることが多い。
実は歩行会のお花見のとき、それがもろに出て失敗したが、昨夜は知り合いの
男性と楽しく飲んだが、今朝思い出せば今私が抱えているホンネばかりで、本当
に申し訳なかったと反省している。人はそれぞれ個性があるが、これは心理カウ
ンセラーとして、長年経験したことだが、「感じる心を、感じないようにする訓練」はできても、「感じない心を敏感に変える」のは至難の業だと思う。
そう捉えると、やはり鈍感より敏感な方が良いのかも知れない。