ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

来月は学会での講演

2018-05-09 05:28:27 | エッセー
6月の学会で「声と話し方の魅力を高める」という内容の話をすることになり
午後は会員達のシンポジュームで、午前は会長と私と二人だけだ。
会長の話は世界的な事例を引き出したり、毎回アカデミックな内容なので
それに近づける効果的な講演をしなければと思っている。
声は年齢と共に低くなったり、しわがれたり、声量がなくなるが、それは鍛錬
をすることにより、避けることができると思う。声はその人の印象の40%に関り
があると言われている。良い声を出すためには、正しい姿勢と腹式呼吸が大切で
猫背や前かがみで出すよりも、背筋を伸ばして口を大きく開けて出した方が、透明感
のある高い声が出る。 好感度の高い話や、美しい声を出すには、お腹から出すように
意識をする、笑顔で声を出すなどが、大変効果的だ。

※ 録音して自分の声を知る
実は自分の耳に聞こえている声と、人が聞く自分の声には相当な違いがある。
自分の声を録音して聞いてみると、大変参考になり、それを意識すれば、どの
ような高さで話したら、魅力的な声に聞こえるのかなどが、多分明確になるはずだ。
例えば、何度も聞き返されたりする人は、自分の声を聴いてみると、その理由が明確
になると思う。実はいろいろなジャヤンルの知識人達の前で、こんな講演は初めてで
俄然やる気が出た。過去に勉強した資料を整理しながら、PCに入力して、それらを
講演用のパワーポイントに、図を入れたり、その順番を考えながら、作るのは最高に
楽しい作業で毎日頑張っている。声はその人の個性だが、大変重要なもので、生まれ
つきと諦めないで努力すると、必ず良くなり、無論話し方も好感度が高くなることは
自明の理だ。

 日本語は「アジアのフランス語」とも言われる美しい言葉で、鼻濁音もあるが
またボキャブラリーも大変多い。最近は鼻濁音がなくなりつつあり、地方によっては
全く使えない人もいるようで、東京弁の私には残念だと思う。
 今回もただ話すだけではなく、全員が楽しく参加できるように、声の出し方、滑舌を
よくする方法、地方出身者のアクセントを正しくする、また鼻濁音などにも触れた
ちょっとマニアックな実習を多く入れることにした。
 今朝理事長の先生に「催眠セラピストとして、プロの誘導法を、皆さんにぜひ体験
ていただきたいと思う」とメールしたが、私はこんな仕事が最高に好きで、時間の流れ
が気にならない。でも1時間に収めなければならないので、それを工夫するのが大変だ。
 ※のどかな世田谷線 


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