ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

 「嘘」も必要悪な世の中だけれど

2018-12-04 07:08:13 | エッセー
 ある大先生は素晴らしい能力の持ち主だったが、自分のカリスマ性を高める
ためか、すぐに分かるような嘘が多かった。はじめ私はそれを信じて「本当に
凄い方なのだ」と思ったが、実は嘘だと分かったのはすぐだった。
 でも同じようなことを、ある学会でそれを知っている私の目の前で、大勢の
の受講者に当然のように、同じことを話した時は本当に驚いた。

 ホンネ人間の私には到底できない芸当だが、それを信じて質問した人にも
それなりに答えていたのは「なるほど」と、大いに参考になった。
 もしも誰もがすべて自分の気持ちに正直に、思ったことや、感じたことなど歯に
衣着せずストレートに表現したら、世の中は収拾がつかなくなるのは自明の理だ。
「嘘も方便」でそれは必要があり、私はその程度はできるが、ホンネ人間なので
ほとんど嘘はつけない。正直過ぎてある意味では「世渡り下手」なのだと思う。

私は相手の気分を傷つけるようなホンネは絶対言わないが、でも、感じた長所や
素敵なところや、感謝、ねぎらいの気持ちなどは、瞬時に言葉に出てしまう。
 なかなか普通の人では表現できないことでも、ダイレクトに言葉に出せるため
魔女なんて言われるのかしら?過去のにんなタイプの方とお知り合いになったことが
く、能力的には素晴らしい方で、ある意味の価値観もぴったりだった。
でも、だんだんお付き合いするうち、私の「人間関係のルール」に全く合わない
ことが分かり、残念ながらこちらから何度もさようならした。
 そうでなければ、とても魅力的だったし、ずっとお導き頂きたかったが、きっと
ご縁がなかったのだろう。これもまた人生かも知れない。

※旅行のため3・4日お休みいたします。
コメント
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