約1年程前に「スタンフォード式疲れない体」(サンマーク出版)を読みながら
自分なりに勉強しています。スタンフォードのアスリート集団が、疲れずケガを
しないため行っている、世界最新の疲労予防「IAP」メソッドは素晴らしいと気づき
ました。「IAPメソッド」は腹式呼吸ではなく、腹圧呼吸と言われるものです。
腹式呼吸は息を吸ってお腹を膨らまし、吐くときはへこましますが、この「IAP」
メソッドは息を吸ってお腹を膨らますのは同じですが、吐くときにも膨らますのです。
呼吸法になれない方は、少々難しいと思いますが、疲労予防にも、若さを保つため
にもこの方法を続けると、大変効果があるのでご紹介しましょう。
その効果は本書では、このような効果があると説明されています。
1 腹圧が高まることで体の中の中心(体幹と背柱)がしっかり安定する。
2 体幹と背柱が安定すると、正しい姿勢になる。
3 正しい姿勢になると、中枢神経と体の連携がスムーズになる。
4 中枢神経と体の連携がスムーズになると、体が「ベストポジション」
(体の各パーツが、本来あるべきところにきちんとある状態)になる。
5 体がベストポジションになると、無理な動きがなくなる。
6 無理な動きがなくなると、体のパフォーマンス・レベルが上がり、疲れやケガも
防げる。
これはかなり難しい呼吸法ですが、初めに腹式呼吸をマスターしてから練習すると
やさしくできると思いました。
1 やり方はお腹の柔らかい部分に両手を当てます。
2 3秒かけてそこをふくらますように息を吸います。
3 お腹をふくらましたまま6秒かけて息を吐きます。
※下記の写真は著者の山田知生先生が、帰国してNHKテレビに出演した時です。
朝昼晩 8回ぐらいづつ位行うとマスターできるそうですので、ぜひ練習し疲れない
体を手に入れましょう。私はこれを電車の中や、待ち時間など利用して時々行います。
改めて行うのは面倒でも、電車やバスの中でも、またエスカレータでじっと立って
いるとき、待ち時間など応用しては如何でしょうか?誰にも分かりませんので、くり返し
練習して、ぜひ疲れない体を手に入れましょう。