昨日はこんなことがあった。歯医者さんへ歯のクリーニングへ行き、待っている
間に日本経済新聞を開いて、文化覧にを見た瞬間「凄い!」と感じた絵が載っていた。
それはクロードモネ「モントルグイユ街6月30日の祝日」だったが、パリのオルセー美
術館蔵だった。私は二度オルセー美術館へ行ったが見た記憶はない。
それはあまりにも素晴らしい名画ばかりなので、印象に残っていないのかも知れない。
歯医者さんでその新聞を頂いて、家に帰りスキャンしたが、国旗の鮮やかな色、人々に
姿がハッキリ描かれていないが、その情景がありありイメージでき、なんと壮大な絵だ
ろうと、私はとても感動した。すると、パリブローニュの森の近く、「マルモッタン美
術館」の楕円形の部屋、モネの絵だけが展示されていた室内で、たった一人で沢山
の絵に囲まれて、幸福感に浸ったあの日を思い出した。また行きたいなあ!パリ!
夫がお世話になっているリハビリテーションセンタ―へ行ったら、デイケアセンター
入口辺りに、見事なお雛様が飾ってあり、思わず立ち止まって見とれた。
お雛様は子供の頃を思いだし、とても懐かしく郷愁を誘うものだが、娘のために
飾った雛壇より、幼い頃から毎年見ていて、戦災で焼けてなくなったお雛様を思い
出すのは何故かしら?私が好きだったのは、3人官女だったが・・・
雛壇ができると、お部屋が急にパーっと華やかになる、それが幼心にとても嬉し
くて、飛び回ってはしゃいだことを思い出した。気持ちがフワーッほぐれたようで
とても癒された暖かい日だった。