ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

幸せな思い出を再体験して

2020-02-22 06:26:27 | エッセー

 昨日はこんなことがあった。歯医者さんへ歯のクリーニングへ行き、待っている

間に日本経済新聞を開いて、文化覧にを見た瞬間「凄い!」と感じた絵が載っていた。

それはクロードモネ「モントルグイユ街6月30日の祝日」だったが、パリのオルセー美

術館蔵だった。私は二度オルセー美術館へ行ったが見た記憶はない。

それはあまりにも素晴らしい名画ばかりなので、印象に残っていないのかも知れない。

歯医者さんでその新聞を頂いて、家に帰りスキャンしたが、国旗の鮮やかな色、人々に

姿がハッキリ描かれていないが、その情景がありありイメージでき、なんと壮大な絵だ

ろうと、私はとても感動した。すると、パリブローニュの森の近く、「マルモッタン美

術館」の楕円形の部屋、モネの絵だけが展示されていた室内で、たった一人で沢山

の絵に囲まれて、幸福感に浸ったあの日を思い出した。また行きたいなあ!パリ!

 夫がお世話になっているリハビリテーションセンタ―へ行ったら、デイケアセンター

入口辺りに、見事なお雛様が飾ってあり、思わず立ち止まって見とれた。

 お雛様は子供の頃を思いだし、とても懐かしく郷愁を誘うものだが、娘のために

飾った雛壇より、幼い頃から毎年見ていて、戦災で焼けてなくなったお雛様を思い

出すのは何故かしら?私が好きだったのは、3人官女だったが・・・

 雛壇ができると、お部屋が急にパーっと華やかになる、それが幼心にとても嬉し

くて、飛び回ってはしゃいだことを思い出した。気持ちがフワーッほぐれたようで

とても癒された暖かい日だった。

コメント
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