ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

世田谷美術館(グランマ、モーゼス展)

2022-01-09 01:03:51 | エッセー

先日間違えて世田谷文学館へ行ったが、夫を誘ったら断られたので一人で行った。

世田谷美術館は砧公園の入り口にあり、毎年歩行会のお花見は恒例で、何時も美術館

の入り口で待ち合わせた場所だ。もしかしたらまだ雪があるかと気になったが、誰も

歩かない美術館入口の高くなっているところは、まだきれいの状態で残っていたが

それ以外はほとんど雪はなかった。

モーゼス展は9割方は女性客だった。私は初めて見た時に、素朴でメルヘンチック

な絵がとても好きになった。モーゼスはアメリカの農家の主婦だったが、70歳から

書き始め、国民的に有名になった女性だ。古き良きアメリカの農村での生活風景が

細かく描かれているが、今日の出典は約120点ぐらいだそうだ。

モーゼスは1962年101歳で亡くなったが、なかなか美しい人で、あの時代では大変な

ご長寿だったのも人気に拍車をかけたのだろうと感じた。

石鹸、ろうそくなどすべて手づくりしていたが、時代が変化してだんだん便利に

なったが、昔ののどかでゆったりした時間の流れを、とても幸せと感じていたようだ。

その頃使用していたスカーフ、身に着けていたアクセサリー、孫のためにつくった

洋服、バッグなども展示されていたが、これからは全国で開かれるようだ。

風もまったくなく温かい晴れた日だったので、広場では凧あげをしていた人も多かった。

久しぶりに自分のぺースでゆっくり見た沢山の絵は、心の中が潤ったような気がした。

コメント
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