☆正しい姿勢
姿勢は姿の勢いと書きますが、年齢と共にだんだん腰が落ち、首が前に出て、姿勢も
歩き方も衰えてきます。時折ショウウインドーに映る、ご自分の歩き方をチェックす
ることをお勧めしたいと思います。美しい姿勢は見た目が良く、腰やひざに負担がかか
らず、疲れません。もしも姿勢が悪いなと感じられたら、壁の前に立ち脚、背中、肩など
後ろ側全体を付けてみることをお勧め致します。もしも自分で無理なら、誰かに押して
貰って試してみて下さい。私はソシアルダンス教師試験を受けるときは、その方法で
背中をまっ直ぐにして、その姿勢でシャドウ(一人で踊る)する訓練をさせられました。
☆歩き方
- 背筋をまっすぐに伸ばす。
- 腰から下が全部足のようにイメージして脚を前に出す。
- かかとから着地し、重心はインサイド(親指側)にかける。
- 下を見ないで視線は4・5メートル先を見る。
- 前足が着地したときは、体重をしっかり載せて後ろの膝はのばす。
- 手は前に振るより、後ろに振るように意識する。
- イメージは1本の線が前にスットと移動するように。
- 脚の間は開かないように。
このように指導すると生徒さんは「気持ちよく歩けるけど、何だがえばっているよう
に感じる」と言う人が多いのですが、道路に引いてある線の上を歩くと比較定やさしく
歩けるでしょう。下を向くと前かがみになりますので、注意しましょう。
どうしても下を見てしまう人は「頭に風船がついている」とイメージするとやりやすく
なるかも知れません。ただ何となく歩くのではなく、時折意識するだけでも、自然に姿勢も
歩き方も美しくなってくるでしょう。高齢になっても立ち姿や、歩く姿が美しいのが理想ですが
良い姿勢とは決して胸を張る事ではありません。胸を張ると腰に負担がかかるのでご用心。
まだ若い内にそうしてときどき意識すると、きっとカッコいい高齢者になれますよ!
イメージは肩、胸、お腹が開いている感じが、美しい姿勢や歩き方かも知れないと
今思いました。いずれにしても・・・どんなことでも努力が必要ですね。