何でもいい加減なことができず真面目な方だが、そう要領が悪い方でもないので
過去は比較的色々な人にサポートされ、かなり好運な人生を歩んできた。
でも、この10年間は、誰にも頼れず自分の力でガンバってきたが、それは
認知症満10年の夫の介護だ。昨日は都立松沢病院を初めて受診した日で、
「アルツハイマー型認知症の初期」と診断された。
昨日はその満10年目の記念日だった。これは私とっては「成功体験」だと
思っていたのは、夫は穏やかで比較的元気だったからだ。でも実は3・4日前から
寝違えたのか首が痛むので、整形外科へ行ったり、治療院へ行ったりして大変だった。
昨日は松沢病院へ行き主治医の先生に、改めてお花を持って、感謝の気持ちを
お伝えしたが、夫はいつもと違って元気がなかった。
友人は「介護の鑑」と褒めてくれるが、達成感と同時に、これから夫と自分自身
の避けられない老化の状態を、どのようにコントロールしていくかが、大変な
課題だ。夫の痛がる様子を見ると、私が望んでいる「幸せで穏やかな状態」では
ない。まだビールだけは飲むが、以前と違って極端に食事量が減った。
長生きは決して幸せではないのだ、と感じてまた眠れなくなった。
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