ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

雑踏ではなかった新宿東口

2020-02-24 07:57:54 | エッセー

 午後からカルチャーセンターの講座のため、荻窪へ行くが、新宿で買い物が

あるため早めに家を出た。思ったより買い物は早く終わり、時間があったので

駅ビルに寄り、アクセサリー売り場へ寄った。すると、気に入ったイヤリングが

見つかりまた買ってしまった。それでもまだ時間があったので、JR新宿駅の構内

にある喫茶店で、アイスコーヒーを飲みながら本を読んで時間をつぶした。

                              

コロナウイルスのため、いろいろなイベントやセミナーなど、大勢人が集まること

が中止になっていて、シニアスクールも休講になった。「危ないからで外に出ない」と

言う人もいるようだが、私は気にせず外出している。歩行者天国でいつもよりのん

びりと歩けた。その後カルチャーの講座を受講したが、参加はたったの4人、でも新

しい講座はなかなかユニークで、とてもエキサイティングで、とても楽しかった。

             

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来月学会での講演は「継続は力なりの実体験」

2020-02-23 01:39:25 | エッセー

 タイトルは「食生活と見た目で人生が変わる」にしたが、それは自分の長年の

体験が元だった。私は幼い頃から腸が弱い上、神経質だったためかよくお腹をこわ

していたし、お腹がいつも痛かったり、張っていたり、そんな経験があまり

に多かった。結婚してからも、食事にいくら気をつけてもあまり変わらなかったが

何時も便秘と下痢のくり返しだった。だんだんサプリメントが出てきて、絶えずアン

テナを張り、いろいろ試してみたが、一向に改善されなかった。

 そのため、知識だけはどんどん増えて行き、「人間はお腹から老いていく」こと

なども熟知していた。

               

そんなある日読売新聞の記事で「カプセルに入っていて、腸まで直接届くヴィフィズ

ス菌が、仁丹製薬から発売された」と読んで、「これは良い」と感じ、早速取り寄せて

それ以来夫とともに一日も欠かさず飲んでいる。「私の体質をすっかり変えた上、長年

老夫婦が風邪もひかないのは、絶対腸内フローラが整っているからだ」と絶えず思って

いた。飲み始めたのは確か50代の終わり頃から、と記憶していたが、今日仁丹製薬に問

い合わせたら「1994年8月11日」から飲んでいることが明確になった。

 それは私が58歳の時からで、およそ26年間一日も欠かさなかったが、そのためか

年齢なりに疲れやすくはなったが、体調は20年前よりずっと良いと実感している。

 その自然治癒力の早さは我ながら凄いと思っているし、無論87歳の夫も同じで

高齢なのに大学病院を受診したその日に、即処置を受けられたのもそのためだと思う。

 私はすべての物事が人より早いが、ことお腹に関してはより敏感で、そのため現在

でも心身共に元気なのだと思っている。無論見た目のそうだが、顔の老化を感じそれら

の情報を模索し始めたのは、おそらく40歳代前半で、そのため扶桑社からまだ表情筋

などと言う言葉がなかった時代に「表情が変わる 心が変わる そして人生が変わる」

を発行した。長生きなんかしたくないけれど、できるだけ元気で、見苦しく老いないた

きりめに、また楽しく生きるために、いつも自分なりに研究したいと思っている。

そんな実体験を学会で話すつもりで、今準備を進めている。

「世田谷梅まつり」梅が丘の羽根木公園です。どうしても横に挿入されて切り取りできません。

 

 

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幸せな思い出を再体験して

2020-02-22 06:26:27 | エッセー

 昨日はこんなことがあった。歯医者さんへ歯のクリーニングへ行き、待っている

間に日本経済新聞を開いて、文化覧にを見た瞬間「凄い!」と感じた絵が載っていた。

それはクロードモネ「モントルグイユ街6月30日の祝日」だったが、パリのオルセー美

術館蔵だった。私は二度オルセー美術館へ行ったが見た記憶はない。

それはあまりにも素晴らしい名画ばかりなので、印象に残っていないのかも知れない。

歯医者さんでその新聞を頂いて、家に帰りスキャンしたが、国旗の鮮やかな色、人々に

姿がハッキリ描かれていないが、その情景がありありイメージでき、なんと壮大な絵だ

ろうと、私はとても感動した。すると、パリブローニュの森の近く、「マルモッタン美

術館」の楕円形の部屋、モネの絵だけが展示されていた室内で、たった一人で沢山

の絵に囲まれて、幸福感に浸ったあの日を思い出した。また行きたいなあ!パリ!

 夫がお世話になっているリハビリテーションセンタ―へ行ったら、デイケアセンター

入口辺りに、見事なお雛様が飾ってあり、思わず立ち止まって見とれた。

 お雛様は子供の頃を思いだし、とても懐かしく郷愁を誘うものだが、娘のために

飾った雛壇より、幼い頃から毎年見ていて、戦災で焼けてなくなったお雛様を思い

出すのは何故かしら?私が好きだったのは、3人官女だったが・・・

 雛壇ができると、お部屋が急にパーっと華やかになる、それが幼心にとても嬉し

くて、飛び回ってはしゃいだことを思い出した。気持ちがフワーッほぐれたようで

とても癒された暖かい日だった。

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30年来お世話になった編集者と会って

2020-02-21 08:32:23 | エッセー

 2冊目の著書のタイトルは、その頃まだ一般的ではなかった「リラックス」を

入れて「リラックスで人生が変わる」だった。(同文館出版)大変売れた書評も

随分あっが、一時は「八重洲ブックセンター」の心理学部門で、1位になったほど

売れた本だった。その本を文庫化したいと丁寧なお手紙を頂き、私を訪ねてきた

のがKさんだったが、美しい文字で綴られた手紙の文面から推して、私は年配

の編集者だとばかり思っていた。ところ驚いたことに、愛らしい感じの方で

本当にびっくりした。

                                     

よく売れていたのでなかなか文庫になれず、多分その2年後にようやく文庫化され

そのタイトルは「セルフコントロール法」になったが、その文庫本は大変売れて

何度も増刷された。それがきっかけで、私は色々な出版社からの依頼が多くなったが

思えばKさんは私の恩人でもある。それ以来個人的にも親しくなり、私が開くパーティ

また個人的にも時々あって親睦を深めたが、昨日は私が誘って「世田谷梅まつり」

に来た。

    

一人娘の彼女はお母さんを引き取り、長年家庭で介護をしていたが、まる4年間も

仕事を止めて介護に専念していたようだ。昨年亡くなったが、その後の色々な整理

もまだ残っているそうだ。娘の様な年代だが波長が合う私達は、個人的にもお付き合い

は続いている。梅林をゆっくり歩きながら、色々おしゃべりしたが、亡くなったお母さ

んは「梅が大好き」で、遺品は梅の描かれたものが多いようで、「お母さんさにも見せたかったわね」と話した。時は流れて30年・・・15年前あるホテルでパーティを開いた

とき、可愛らしい753装束の坊や連れてきてくれたが、その子はすでに大学生になっ

た。花を見ながら、走馬灯のように様々な出来事が脳裏を駆け巡った昼下がりだった。

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「認知症高齢者の家族の会」に出席し感じたこと

2020-02-20 08:24:44 | エッセー

 これは世田谷区の行政で定期的に開く会だが、今回のテーマは「認知症対応型デイ

サービスを知っていますか?」というテーマだった。男性二人を含めて10名位の

参加者だったが、世田谷区の福祉関係の人も多く、会場はいっぱいだった。

 世田谷区は福祉が充実していて、そのため他の地域から移動して来る人も多い

と聞いたが、その新しくできた認知症対応のきめ細かな対応は、素晴らしいと思った。

※世界らん展で嬉しそうな夫

 夫は「東京リハビリテーションセンター世田谷」の半日デイケアセンターに通って

いたが、広大な同じ建物内に「認知症専門のデイホームができた」と、ケアマネ

に知らされた。そのためすぐにそこに入所したが、通ってから二日目に夫の息切れを

発見された。そのためすぐにホームドクターの診察を受け、以前何度も入院治療した

大学病院へ行き、幸運にもすぐに処置を受けられ、お陰様で元気になれたのだ。

 そのため私は感謝しているし、認知症の人のためには大変良いのではと話した。

 

記憶ができないため、大学病院で診察を受けても「どこも異常がありません」と先生

に答えた。傍についていた私は、先生にその具体的な状態を訴えた、すると先生の

態度は変化なさった。すぐに院内の何か所かに電話し、また夫の体力があったためや

いろいろな幸運が重なって、即入院出来早急にカテーテル手術を受けられたのだ。

 認知症の家族は、その健康管理に相当注意しなければならないと、改めて痛感したが

参加者の話を聞くと本当にお気の毒だと思う。私は心身両面のプロとして、今年

認知症10年目に入った夫を、介護しながら絶えずきめ細かく見守り、長生きして

欲しいと思っている。今朝も二人でゲラゲラ笑いながら、しばらく前から習慣に

なった「嚥下障害予防体操」をやった。

 

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