神経質型(別名繊細タイプ)
情緒度について申し上げると、得点が高い方は、内向的情緒不安定タイプです。
何故なら、神経がとても過敏で、いつも何かにつけてクヨクヨしたり、心配したり
後悔したり、反省したりなど、かなり損なタイプだと思うからです。
特徴 細やかな気遣いをするため、他人を傷つけることはない。自分より相手を
重視するいわゆる良い人。
短所 心配性、取り越し苦労、他人の評価が気になる、失敗が気になり
なかなか前へ進めない。
※ 注意 この得点の高い方は何か行動するときに、「失敗しないだろうか?」と
思う心のクセがあり、それだけで無意識(潜在意識)にマイナスの種を植え付けて
しまいます。そのため、「大丈夫自分は運が良いから、必ずうまく行く」と思う
自己暗示をすることをお勧めしたいと思います。また、少々勇気がいりますが
「やらなければ結果は分からない、とりあえずやってみよう」と、ダメ元精神で前
に進みましょう。すると案外スムーズに、事が運ぶこともあるかもしれません。
心配性のためなかなか前に進めず、大切なチャンスを逃すことが多いことも
ありがちです。逆にこの得点が低めの方は、生きて行くのが楽かもしれません。
カウンセリングルームを訪れる人の多くは、この気質が高得点なので、いわゆる
「悩み好き」と表現できるタイプです。
生まれついたときからすでに備わっている気質を、ガラリと変えるのは多分できない
と思いますが、でも、そんな内面を知ることで、ある程度コントロールができるように
なって、それがだんだん身について来ることは事実です。
極端なそううつタイプの私は、何の脈絡もなく、時折気分が落ち込み随分悩みました。
でも「天性の性格の基本」と知ってからは、自分の気持ちのアップダウンを、「ほっと
けば自然になおるのだ」と受け止め、焦らなくなり、楽に生きられるようになりました。
さてあなたはどの気質が高かったでしょうか?ことに突起しているのが00型気質と
判断できますが、それぞれが同じ得点位の方は「バランス型」と判断できるでしょう。
良いとか悪いとかではありませんが、悪気なく他人を傷つけたり、非協調すると
したら、最も人間関係が良くないのが「統合失調型」かも知れません。
でも頭の回転速度も高く、感受性も鋭い方は、これからはかなり賢く生きていける
かも知れません。いずれにしても・・・人生は唯の一度です、私はできるだけ有意義
に楽しく生きたいと思い、長年過ごしてきました。これは誰でも同じことですが
「今日は再び巡ってはこない」のです。天性の気質を有意義に活用して、これからも
ご自分なりに満足できる毎日を過ごしましょう。
これからも長年心理カウンセラー、また「世界心理治療学会で」自分の指導法と
その成果について発表しましたが、やさしく理解しやすい「オリジナルのテスト」
をご紹介するつもりですので、ご期待下さいね。
※2008年10月「第5回世界心理治療学会」で発表したタイトルです。
「クライアント50名の指導前と指導後の実例について」