ネパールの旅行記が途中になっていたので、続きを書いていく。
バスを乗り継ぎ、エベレストが見渡せる村「ナガルコット」に到着した。旅のバイブル「地球の歩き方」を頼りに、ゲストハウス雲海に向かった。そこは、日本人女性がオーナーで経営しているという。
途中、客引きに誘われることもなく、ネパール人青年と歩くこと15分。無事に雲海に到着した。金額を聞くと、ドミトリーで一泊200円。本当に、日本人の方が経営していた。とりあえず、荷物を部屋に運び、外に出てネパール人青年にお礼を言った。ここは、当然お金を請求してくる。私もいくばくかは楽しくここまでこれたので払おうと考えていた。なのに、彼らは、明日は一人で行くのか?と質問して、自分は「修行の旅だから、一人で行くよ」と答える。彼らは、「そうか・・・good luck」と言って笑顔で行った。え~わざわざ、自分の時間をつぶし、バス代も払って、ここまで案内してくれたのに、お金を請求しないのかと驚いた。
彼らは、シェルパ族でもちろんガイドをしたいのだろう。けれど、私の性格を重んじて、あえて言って来なかった。なんだか、半分、お金をどんだけ請求されるのだろうと考えていた自分が馬鹿馬鹿しくなった。
義理と人情で生きる私は、彼らを追いかけせめて夕飯でも一緒に食べようと食事に誘った。途中にあった食堂で飯を食った。彼らは、ネパールの楽器を店で借りて、歌を歌ってくれた。歌詞の意味は分からなかったが、芯から震えるような気分になった。山男の歌だと、彼らは教えてくれた。たった3時間の同行だったが、なぜだか彼らとは、波長が合う感じがした。今度、ネパールにトレッキングに来るときは、彼らにガイドを頼もうと思った。山口という姓に生まれ、山=エベレスト、口=入り口、と考えたら、まさにここは私が来るべくして来るものなのだとつくづく感じた。初めての場所なのに、懐かしく感じている。
彼らに食事をごちそうした後、最終の麓に行くバス停まで見送った。硬い握手を交わし、清々しい別れを感じた。
バスを乗り継ぎ、エベレストが見渡せる村「ナガルコット」に到着した。旅のバイブル「地球の歩き方」を頼りに、ゲストハウス雲海に向かった。そこは、日本人女性がオーナーで経営しているという。
途中、客引きに誘われることもなく、ネパール人青年と歩くこと15分。無事に雲海に到着した。金額を聞くと、ドミトリーで一泊200円。本当に、日本人の方が経営していた。とりあえず、荷物を部屋に運び、外に出てネパール人青年にお礼を言った。ここは、当然お金を請求してくる。私もいくばくかは楽しくここまでこれたので払おうと考えていた。なのに、彼らは、明日は一人で行くのか?と質問して、自分は「修行の旅だから、一人で行くよ」と答える。彼らは、「そうか・・・good luck」と言って笑顔で行った。え~わざわざ、自分の時間をつぶし、バス代も払って、ここまで案内してくれたのに、お金を請求しないのかと驚いた。
彼らは、シェルパ族でもちろんガイドをしたいのだろう。けれど、私の性格を重んじて、あえて言って来なかった。なんだか、半分、お金をどんだけ請求されるのだろうと考えていた自分が馬鹿馬鹿しくなった。
義理と人情で生きる私は、彼らを追いかけせめて夕飯でも一緒に食べようと食事に誘った。途中にあった食堂で飯を食った。彼らは、ネパールの楽器を店で借りて、歌を歌ってくれた。歌詞の意味は分からなかったが、芯から震えるような気分になった。山男の歌だと、彼らは教えてくれた。たった3時間の同行だったが、なぜだか彼らとは、波長が合う感じがした。今度、ネパールにトレッキングに来るときは、彼らにガイドを頼もうと思った。山口という姓に生まれ、山=エベレスト、口=入り口、と考えたら、まさにここは私が来るべくして来るものなのだとつくづく感じた。初めての場所なのに、懐かしく感じている。
彼らに食事をごちそうした後、最終の麓に行くバス停まで見送った。硬い握手を交わし、清々しい別れを感じた。