人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

チベットの中心 ラサの様子

2009年04月29日 | Weblog
 夜7時にチベットで一番大きな都市ラサに到着した。駅には警察が多く、チェックをしている。私は、中国人の集団に紛れ駅を通り抜け、そして今回許可証等を手配してくれた旅行会社を訪れた。
 そこでラサ市内の注意点を聞いた。まとめると、

●お寺にはガイドと許可証がなければ入れない。
●公安(警察)の写真をとってはいけない。
●ラサ市内なら不審な行動をしなければ1人で歩いて大丈夫
●公安に職務質問されたら、腹の痛いふりをしてトイレで私を呼べ
●チベット人は基本的に外国人との会話は禁止
●ダライラマ14世の話も禁止
●政治の話も禁止

なんだかやたらとやってはいけないことが多い。それも様々な諸事情があってのこと。私は身の安全を守るため、最大限の注意を払い行動することを決めた。



 そして、夜あまりにもラサの情報が少ないたゲストハウス近くのバーに情報収集に出かけた。そこで、アジア人の冒険チームからラサの様子を聞いた。話によると、この近くのジョカンという場所の早朝はすごいとのこと。何がすごいかは、自分の目で見てみなと言われ、その後は彼らの旅の武勇伝を聞いた。四川の地震で全てを失い、旅をしている若者・旅をするために生き様々なトラブルを潜り抜けたリーダー・香港のカンフー兄ちゃん・才色兼美の女性となんだか映画に出てきそうな顔ぶれである。お礼を後に、バーを出て、ゲストハウスに戻った。心なしか頭が痛いが気にしないことにした。

 翌朝5時半に起き、ジョカンに向かう。暗闇の中、警察が入り口に立っているところを、緊張を飲み込み堂々と通過した。「うーうーうーうー」と呪文が聞こえる方へ歩いて行くと、数人の老人が何か手に持ちそれを回しながら、呟いて歩いていた。私も同じように、呟きながら歩く。ジョカンの中心では多くの方が五体投地をしていた。早朝のその神秘的な雰囲気に私は感動した。なんだか不思議な感覚に包まれ、私は1周約1キロのジョカンをいつの間にか2時間も歩いていた。そして、観光客が誰もいないことに気付き始めた。
 

ここまで本当に来れたことに感謝の祈りをささげた。
まさにこの時からチベットでのシンクロニシティが起き始めた。
 

 

 
コメント
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