「魂が渇望してるようなことがそこの山にはあるんじゃないかと思います!」
とサポートしてくれた本村トレーナー。
過去にはニュージーランドの山に籠った経験を持ち、
めちゃくちゃ料理上手。
日暮れからスナック「モト夢」を
山のどっかでオープンして、
様々な配慮を行い、もてなしてくれました。
20代の恋愛事情に始まり、
50代のバブル話で盛り上がり、
70代の高度経済成長期の欲望社会。
時代が違えば、
状況も、常識も、考え方も、捉え方も
まるで違くなってくる。
一歩踏み込み、
その人に興味を持ち、
その時代背景を知ることで、
世代間の理解が深まる気がしました。
周りから山の住人であるケモノさん達の声が聞こえだした頃、
考古学者の治療家、石崎さんがナイトサファリを実施。
明かりを消し、
音を止めて、
そおーっと山の上へ。
木陰の隙間には天然のプラネタリウムが広がり、
自然の音が心地よく身体に入ってきます。
葉っぱの上に横たわり目を閉じると、
虫も
ケモノも
植物も
人間も
同じ地球の一部であるという感覚。
様々な経験をされた石崎さんのガイドで、
暗闇の山からたくさんの気付きを得ることができました。
各自のお借りした寝床へ移動し、長い長い夜へ。(人によって)
地面の硬さや斜面で寝られなかったり、
ケモノさんの気配で目を覚ましたり、
大きなカエルさんが横に寝ていたり、
一斉に鳴きだすセミの目覚まし時計に驚いたり。
挑戦者の1人が
「自然と一体になれたというより、自然にお邪魔させてもらった、という感覚です。
小さい頃と比べて、虫が苦手になってきてるなと感じていて、寝る時も丸腰ながら色々対策していました。
ただ、深夜によく考えたら自分が一方的に嫌がっているだけで、虫さんとしてはただの生活圏内。
通り道に自分が勝手に寝てるだけなんだと思いました。寝れないおかげで気付きました笑」
と言っていました。
未開の山で過ごす一晩を終え、
20時間のタイムアップ。
名残惜しくも山をおり、
海辺で自然派料理人達に用意してもらった
朝食を味わいました。
これにて第1山の開拓団は無事に終了です。
長文をお読みいただきありがとうございました。