人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

第1次山の開拓団日記3〜ケモノさん達の住処をお借りする〜

2020年08月14日 | イベント
「魂が渇望してるようなことがそこの山にはあるんじゃないかと思います!」

とサポートしてくれた本村トレーナー。

過去にはニュージーランドの山に籠った経験を持ち、

めちゃくちゃ料理上手。

日暮れからスナック「モト夢」を

山のどっかでオープンして、

様々な配慮を行い、もてなしてくれました。




20代の恋愛事情に始まり、

50代のバブル話で盛り上がり、

70代の高度経済成長期の欲望社会。

時代が違えば、

状況も、常識も、考え方も、捉え方も

まるで違くなってくる。

一歩踏み込み、

その人に興味を持ち、

その時代背景を知ることで、

世代間の理解が深まる気がしました。

周りから山の住人であるケモノさん達の声が聞こえだした頃、

考古学者の治療家、石崎さんがナイトサファリを実施。






明かりを消し、

音を止めて、

そおーっと山の上へ。

木陰の隙間には天然のプラネタリウムが広がり、

自然の音が心地よく身体に入ってきます。

葉っぱの上に横たわり目を閉じると、

虫も

ケモノも

植物も

人間も

同じ地球の一部であるという感覚。

様々な経験をされた石崎さんのガイドで、

暗闇の山からたくさんの気付きを得ることができました。

各自のお借りした寝床へ移動し、長い長い夜へ。(人によって)

地面の硬さや斜面で寝られなかったり、

ケモノさんの気配で目を覚ましたり、

大きなカエルさんが横に寝ていたり、

一斉に鳴きだすセミの目覚まし時計に驚いたり。

挑戦者の1人が

「自然と一体になれたというより、自然にお邪魔させてもらった、という感覚です。

小さい頃と比べて、虫が苦手になってきてるなと感じていて、寝る時も丸腰ながら色々対策していました。

ただ、深夜によく考えたら自分が一方的に嫌がっているだけで、虫さんとしてはただの生活圏内。

通り道に自分が勝手に寝てるだけなんだと思いました。寝れないおかげで気付きました笑」

と言っていました。
















未開の山で過ごす一晩を終え、

20時間のタイムアップ。

名残惜しくも山をおり、

海辺で自然派料理人達に用意してもらった

朝食を味わいました。

これにて第1山の開拓団は無事に終了です。

長文をお読みいただきありがとうございました。







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第1次山の開拓団日記2〜違いを理解し尊重する〜

2020年08月14日 | イベント
未開の山に入りすぐの広場(ここを本部に設定)に荷物を置いて、探索開始。








どこに自分のスペースを構えようか?

自分の装備と能力を把握して、

この何もない山で、

それらをどう活かそうか、

色々とイメージしているようでした。

ないものに目を向けず、

あるものからどうするかを考える挑戦者達。

何もないからこそ自由になれ、

想像していたことを思う存分実行。

うまくいかなかったら、

また何度でもやり直したり、

工夫すればいい。




















100円ショップのアイテムを駆使して過ごす20代敏腕トレーナー

物をあまり持たずに己の限界を知りと感性を磨きにきた30代経営者

持ちうる知恵を活かして、自然や生物を尊び、調和を図るサバイバル系柔道家

山をオシャレな空間へ大変身させるアウトドアガール

まだまだ先な冥土の土産にと、あらゆることに前向きに挑戦し続ける70代の鉄人達

虫が大嫌いで、それを克服するためにやってきた50代のマラソンマン

集まった20代から70代の方々は、

山に対する向き合い方や

アプローチは個々に違うものの、

それぞれの違いを理解して、

相手を尊重しているおかげで、

それぞれが何も気にせずに

自分がやりたいようにやっていました。

そして、周りにいいところがあれば素直に聴いたり習ったり^ ^

いつの間にかまどを作っていた料理人達。

自然の食材を利用して絶品スイーツを提供してくれました。







自然のBGMを聴きながら、食材を味わいます。

身も心も適度な距離感で、

それぞれが情報交換を行い、

また自分の根城に戻っていきます。

太陽さんが仕事を終え暗くなった頃、

山はもう一つの顔を見せ出しました。
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第1次山の開拓団日記1〜未開の山へ〜

2020年08月14日 | イベント
午前11時に参加者、スタッフ合わせて13名の挑戦者が集結。





これから何もない未開の山に入るというのに、

なんだかとても楽しそうでワクワクしています。

挑戦者達は暑さで、

頭がおかしくなっているんじゃないかと

一抹の不安がよぎります。

「熱中症は大丈夫ですか?」

「水の不足はないですか?」

「頭は大丈夫ですか?」

イベント初参加の方が何名もいる今回。

中にはネットで偶然知って、申し込まれた強者も笑

グループに分かれて自己紹介等行いましたが、

初対面でもすぐに打ち解けて親しくなられている様子。

未開の山に行こうなどと思う人達には、

ある種の同じフェロモンが

分泌されているのかもしれません。

約20分ほど歩いてアスファルトの道が終わり、












約200メートルの山道をなだらかに登り、

ちっちゃな小川をジャンプして、

ぬかるんだ沼地を横切り、

ツタの扉の先にある未開の山へ。

ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ミーン

午前12時に冒険スタートの合図が響き渡りました。





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第1次山の開拓団日記0〜原爆と祖父〜

2020年08月14日 | イベント
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第1次 山の開拓団の様子を報告しています。
(予定)
0  原爆と祖父
1  いざ未開の山へ
2  生き物たちが蠢く夜
3  挑戦者達の声
4  エピローグ
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「足が痛くておいねえから、揉んでくれよ」

昭和3年生まれの祖父が珍しく懇願してきました。

ベッドに横たわってもらい、脚をさすっていると

「広島に原爆が落ちた時、広島にいただよ」

えーーーっ、本当に!?

39年生きてきた私が初めて聴く話し。

というか祖父から戦争の話を聴いたことはなかった。

「大丈夫だったの?」

「大丈夫だったけど、あのあたりの子どもはみんな死んじゃった。死んだ人を火葬しただよ。あれは本当に大変だった」

「原爆が落ちた時は何していたの?」

「大野浦にいただよ。学校で勉強してただよ」

「何の勉強?」

「それは秘密だっぺよ。あの頃は秘密のことが多かった」

「どんな秘密?」

「それはでえじ(大事)なことだよ。潜水艦の秘密をもらしちゃいけねえから」

「ちなみにどこの軍なの?」

「大日本帝国の海軍」

「いつ千葉に戻ってきたの?」

「10月くらい。残って残務処理や人を助けてただよ、家では死んだと思っていただよ。」

今まで聞いたことのない過去をポツリ、ポツリ話してくれた祖父。

過去を思い出すことに疲れたのか、

秘密を話せてスッキリしたのか、

スーッ、スーッと寝息を立てていた。 

波の音を聴きながら実感する。

無数の奇跡と、

数えきれないたくさんの想いが、

紡がれて生きている

今。

翌日から新たな風が未開の山に吹き始めます





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