縁あって繋がったストリートチルドレンを支援する施設。そこは柔道を教育の一環と導入していたので、日本からは道着や畳を送るとともに、ネパールでは日本から体験をしたい方々を受け入れてもらっていました。
そんな交流も現地に住み活動し志高く優秀な後輩が行ってくれて、私の役割も徐々に終わっていきました。
時は流れ2010年代後半の秋頃、施設を卒業した教え子が日本に行くからよろしくお願いしますと連絡がありました。
お願いしますと頼まれた以上、そこは義理と人情の世界。
できる範囲でサポートしようと来日した後に会うことになりました。
身寄りもない中、やってきた青年A君を周囲の心優しい方々も一緒に会い、温かく見守ってくれました。
私のアウトドアイベントに帯同して様々な日本人と交流し、A君自身も得意の歌を披露したりして、みんなと親睦を深めていきました。
「日本に来てほんとうによかった」と喜ぶA君。周りの日本人も子供や孫をみるような目で寛容な気持ちで接してくれていました。
そんな交流も現地に住み活動し志高く優秀な後輩が行ってくれて、私の役割も徐々に終わっていきました。
時は流れ2010年代後半の秋頃、施設を卒業した教え子が日本に行くからよろしくお願いしますと連絡がありました。
お願いしますと頼まれた以上、そこは義理と人情の世界。
できる範囲でサポートしようと来日した後に会うことになりました。
身寄りもない中、やってきた青年A君を周囲の心優しい方々も一緒に会い、温かく見守ってくれました。
私のアウトドアイベントに帯同して様々な日本人と交流し、A君自身も得意の歌を披露したりして、みんなと親睦を深めていきました。
「日本に来てほんとうによかった」と喜ぶA君。周りの日本人も子供や孫をみるような目で寛容な気持ちで接してくれていました。
私もA君のストリートチルドレン時代の話を面白おかしく聞いてました。10歳頃に家を飛び出し、レストランの皿洗いやバスチケットの売り子をしながら、ベッドはアスファルトの毎日。
(過酷な話も笑って聞いてもらうことで癒されてネタになることも!?)
運良く支援団体に見つかり、施設に入って教育を受けることができました。そんなA君は日本で頑張り、施設の後輩たちに背中を見せたいような話をよくしてくれました。
来日して専門学校に通い、就職活動を開始した頃、たまには一緒に飯でも食べようと誘うと、「日本人と会いたくないです」との一点張り。あれっ、何かあったのかと少し時間を置いて再度誘い話を聞くと、色々と騙されてしまっていました。
まずは同じ日本人としてごめんなさい。
ただどこの国だっていい人もいれば悪い人もいる。さらにはいい人も状況によっては悪い人になることもある。という話をしつつも、何度も繰り返し騙されていれば、確かに人間不信になる気持ちも分かる。もちろんA君がかわいそうという気持ちもあるけれど、そういったことを引き寄せてしまう思考(心理学的な観点から)も持ち合わせていたし、いい勉強になっているよね、これからは気をつけてなよ等お伝えしました。
学校から紹介され、面接を一社か二社受けるのに数万円を支払ったり、
面接のために安いスーツを購入したら、それではダメだと高額のスーツを購入させられたり、
就活のためにという名目でマナー研修みたいなものに数万円払わされたり、
えっ???これがこの業界の当たり前なのだろうかと私自身も関わることで謎が深まっていきました。
ある時、日本のある資格を持っている方から名刺をもらってサポートしてもらっていると連絡がありました。
変な“匂い”がしたので、念のためその名刺の写真を送ってもらいました。一見すれば普通の名刺ですが、何か違和感を感じました。
ある日、その名刺の住所を一人でさりげなく訪ねてみると、なんとそこは全くの別会社。。。
いつか何か起きるなという予感がありました。
それからまた時間が経ち、深夜12時を過ぎた頃に初めてA君から通話がかかってきました。
「やばいです!!助けてください!!!」とパニックになっているA君。まずは落ち着こうと会話し、状況を聞くと茨城県の山の近くにいることが分かりました。
(そこからのことは一本の映画になりそうなので割愛)
私も関わることで見えた深すぎる闇。
親に虐待にあって、運良く施設に入り、そこから頑張って勉強してなんとか日本にまで来たのに、また同じような螺旋を辿っている。これもカルマなのだろうか。
後日、色々と話しました。
どこまで伝わっているか分からないけど、思ったことや考えたことを話しました。耳が痛い話だったから、当面私と会うのは嫌だったと思うし、案の定連絡はありませんでした。
そしてまた時間が過ぎ、ある日の深夜12時過ぎにA君から2度目の通話がかかってきました。
「元気ですか?いい社長さんに出会えて、いい環境で働かせてもらっています!」と今度は嬉しそうな声。
その会社の名前を聞き、本当にあるのか出向いていきました。
そして温かい社長とも会うことができ、A君には光が射し込み、とても幸せそうに働いている姿を見ることができました。
素敵な彼女もできて、
「いっしょうけんめいにがんばります」
と決意新たに生きています。
元ストリートチルドレンの青年がようやく手にした幸せがこれからも続きますように!
来日以来、温かく見守ってくださった方々ありがとうございます!おかげ様でA君は元気にたくましく元気に生きています^ ^
諸事情でなかなか旅には出られないけど、旅をしている時と同じようなスリリングな体験をありがとう笑
*サポートに関しては専門家の方に各種アドバイス等いただいて対応しています。
*各種様々な経験を積み、安全に配慮して行動しています。
*誰がいい悪いではなく、世の中は陰陽表裏一体だと思っています。
PS これから茨城県の山の中へ研修を受けに行ってきます。研修内容は、森に潜む、気配を消す、一体化しする – 古来スカウトの技に触れる二日間、ネイティブ・アメリカンの技術。潜入・偵察のプロに教えを請います。