青梅トレリートに集まった方々の足元を見ると、スニーカーやトレランシューズ、ワラーチやビブラム、はだしの方と多種多様です。
そんなバラバラでもたまたま集まった方々と3つのチームに分かれて、差し支えない範囲で素性を明かし自己紹介。
準備運動をして約30分の舗装路を歩き、いざ山の中へ。
ちょっとだけ急な山道を登るとあっという間に標高494mの雷電山に到着!
「昼食という概念も作られたもの。お腹が空いた方は勝手に何か食べて小腹を満たしてください。食べ物を忘れた方は、空気を食べて身体にエネルギーを満たしてください。」
意味が分かるような、分からないような言葉を自然に受け流す大人な参加者たち。
また少し歩いて開けた場所に出ると、
「五感を活性化しましょう!」
とネイティブアメリカンの流れを汲むサバイバルの先生から習った技術と修験道を歩き続けて身に付けた感覚をアレンジしてお伝えすると、
「なんだか軽くなりました。」
「鳥の鳴き声が聞こえ出しました。」
と様々な反応があり、呼吸が深くなり眠くなってきた方も。
誰かと話したい方は会話し、
自然を味わいたい方は黙々と歩き、
木漏れ日の中を全員が気持ちよさそうに進みました。
次の休憩中、エベレスト出身で特別参加のシェルパ族、ペンバさんがネパールのお菓子を配ると美味しいーとみんな笑顔に^ ^
日本で歯科衛生士の試験を3月に受け、大きなプレッシャーを背負いながらも猛勉強の末に見事合格したペンバさんの口癖は「おかげさま」。
全然運動してなくても、シェルパの血が流れているから久々の山も余裕そう^ ^
また同じく特別参加でエベレスト清掃隊をしていた高畑将之さんが、
「850kmのアドベンチャーレースなど3日以上動くと人間の能力は均一化されてきますよ!」
とその世界を経験した者にしか分からない金言をくれますが、誰もその世界にピンとこない様子笑
元EAST WINDというアドベンチャーチーム所属でラフティング世界2位の実績などそもそもがクレイジージャーニーに出そうな方なので、今回の7kmハイキングで大満足の方々と交わるのがカオスです。
変な方々の変な話を当たり前に聞いていると、何が変なのか、分からなくなってくるから不思議です。
世にも奇妙な世界に突入した御一行は、昭和にタイムスリップしたような商店でお団子やビールやさつまいもやみかんやネギを購入。
多摩川沿いにあり今回の目玉となるアウトドア施設に到着しました。
後編につづく