またまた、やるじゃん、最高裁

衆議院議員定数配分規定の「１人別枠方式」(300議席のうち、人口の多少にかかわらず各都道府県に１議席割り当て、残り253議席を人口比例で配分)を最高裁判所は違憲と判断したんですね。格差2.3倍でも違憲状態。
これまで最高裁は、違憲状態か合憲かの目安を衆議院では格差３倍としてきました。また、１人別枠方式も大法廷は２度にわたり合憲と判断していました(反対意見あり)。今回は実質14対１の多数決で、驚きの実質的な判例変更です。ひょっとすると参議院の議員定数不均衡についても違憲判断？

でも、小選挙区選挙の政見放送での既成政党優遇(新興政党や無所属候補は不可)を支持したのはどうなんでしょう？　しかも過去２度の合憲判決には付された反対意見が今回は田原裁判官だけ*(爆弾)*　これも著しい格差と思います。