早生まれ

朝日新聞の土曜版で、早生まれは得か？というアンケートやってます。63対37で損という結果。まあ現代なら当然の結果でしょう。当の子どもにとっては早生まれ、特に３月生まれは辛いと思います。
この解説に、４分の１のはずの早生まれが昔(明治から戦前)は３分の１もいて謎とありますが、遠慮して書かないのかホントに知らないのか‥‥
平成の初めに定年退職した同僚の数学教員が、学報(大学の新聞みたいなもの)に以下のようなコラムを寄せていらっしゃいました。
昔の人の誕生日を調べると、１月１日、２日、３日が圧倒的に多い。もちろん正月３ヶ日に生まれる人が実際に多いわけではなく、年末や正月明けに生まれた人は、親が気を利かせて３ヶ日にしてもらったのだろう。ちなみにこの先生(昭和一桁生まれ)は本当は１月末に生まれたのに戸籍上の誕生日は２月11日(当時の紀元節)でうんざり、と結ばれていました。
もうお分かりですね？　早生まれのなかでも３月生まれが一番多いそうですから、４月初めに生まれた子どもは、書類上は親の意向(１年早く学校に入って！)で３月生まれにしてもらったのでしょう。
こういう操作ができなくなった現代は、何月生まれかに、そして誕生日に有意な差はないそうです。