森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

姉はへティおばさん

2007-08-10 | 家族友人
以前から耳の調子が悪く、長電話が疲れることに気付いてはいたけど、
相手が仲良しだったりするとつい話し込んでふと気付くと
大変な時間が経っていたりするので、最近は特に気をつけていた。
ところがここの所、毎日のように姉たちから長電話がある。

話題は専ら、先日の結婚式のこと。
ロケーションは確かに素敵だったけど、不手際の目立つ式だった。
ラストの打ち上げ花火など、派手な演出や双方の上司の長いスピーチにも
辟易したし、演出過多で花嫁さんのお色直しもやたら回数が多くて
殆どその場に居ないのは、招待客にとっても良い気がしないものだ。

案の定、それ以来我が家のゴッドマザー(笑)、長姉の機嫌が
すこぶる悪い。
花嫁が一度もこちらの親類側に挨拶に来ないのも良くなかったけど、
姑にあたる2番目の姉でさえ舞い上がって失敗続きなのだから、
花嫁ご当人はさぞや全てが夢の中であろうことは、自分の時のことを
思い返せば判る。

式前から、お嫁さん側の良くない情報が姉の耳に流れ込んでいて
私たちもそれを聴いてはいたけど、私は最後まで本人に会ってみないと
全てを信じることなどできないと思っていたので、当日その人がそんな
悪い人には見えないことに、むしろ安堵していた。

で、もう一人の姉と一緒に長姉をなだめるのにかかった時間が
それらの長電話というワケだ。 この年齢になると、
思いを電話で伝えたり誤解を解いたりするのは大変なストレスで、
私はそれ以後体調が良くない。全てが面倒で、気分も欝だった。

       

しかし長姉の良いところは、自分の誤解だと判った時点でちゃんと謝ること。
それが姪だろうが甥だろうが、直情型の姉はこれまでも衝突は多かったけど、
きちんと自分の非を認めてきたからこそ、今でも姪達と一緒にあちこち
出かける仲でいられるのだろう。
私の好きな「アヴォンリーへの道」の、独り身の長姉へティおばさんに
立場も性格も似ている。
寂しがりやのところもそっくりだから、いつも気がかりだ。

    

甥の母である姉の働きかけもあって、双方が和解できたようで
ホッとしている。
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