戦火の馬

ＢＳで録ったまま、忙しくてすぐに観ることが出来なかった映画「戦火の馬」
毎日少しずつ観て（本当はこんな観方ダメなんだけど；）１５０分もの長編
を数日かけてようやく観終え、暫し熱い余韻に浸った。

　


原作はイギリスの童話だそうだけど、映画にしたかったというスピルバーグの
思いがよく解る。
もちろんこのストーリーのあらゆる箇所に童話ならではのエピソードが散りば
められているのだけれど、その手法が、同じ反戦メッセージが込められた秀作
「シンドラーのリスト」とは全く違った形で、子供にも観易く良い作品に仕上
がっていた。

４年前に亡くなった友人が、生前北九州に会いに来てくれる際に「軍馬の水飲
み場」を観たいと言っていたことを思いだし、その友人にもこの映画を見せた
かったな・・と涙が止まらない・・。

「シンドラー・・」の方は、昔息子が高校で鑑賞した際、皆が映画無視でうる
さくしてちゃんと見られなかったと、帰りに息子が自分で借りてきたことを憶
えている。確かにシンドラー・・は戦争の悲惨さを描きつくしていたし、スピ
ルバーグがユダヤ人としての執念のようなものを込めただけに、平和な世に生
まれた子供たちにはやや退屈だったのかもしれない。
だからこそあの時、私はそういう息子がちょっと誇らしかった・・。

動物が登場する物語が好きな友人にも見せたくて、ブルーレイに録ったものを
渡す目的もあっての、先日の外出だったが、友人の方もＢＳで観た「クレアモ
ントホテル」が良かったとお茶をしながら話してくれた。
今度の休日にでもレンタルショップに探しに行こうかな☆