森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「ネジ」に拘る「池井戸」小説

2020-08-31 | 映画ドラマ
現在放送中の「半沢直樹」を、私はほぼ観ていなかった。
実はあまりにも大げさなせりふの言い回しが、今回益々誇張されている気がして;
これは好みにもよるのだろうけど、以前の日記にも書いた通り、たとえ現実にはあり得ないこと
であろうと、ドラマには「リアリティ」が大事だと思ってしまうから。

なので、池井戸氏の描く「仕事に情熱を注ぐ」人たちの物語自体は好きなのだと思う。
特に「下町ロケット」や「陸王」そしてダントツで好きだったのはNHKで放送された「七つの
会議」だ。

会社内の政治や派閥は、現実にも時に「人の良心」の前に、厳然と立ちはだかる。
その中でできるだけ正しい判断をするということは、置かれた立場や状況によって変わってし
まうものなのかもしれないし、現実にはそれぞれに働く人たちが、悩むところだと思う。

まぁ見なくなったのはそういう「男社会」が疲れるからというのもあるけれど;
でも、今回の「半沢」に私の好きな役者さん「筒井道隆」さんが、何と悪役として注目されてい
るとネットのニュースで知り、たまたま時間が空いたので昨晩は観ることに。
筒井道隆さん、頑張ってるなぁ‥一生懸命悪役に徹しようとしてる^^;

で、やはり私が気になったのは、半沢氏が言ったセリフの中の「ネジ」という言葉の意味。
実はこの「ネジ」という言葉は、「七つの会議」でも重要なカギであったと記憶している。

池井戸氏原作の、他のドラマでもそれは実際の「ネジ」だったり「バルブ」だったりではあった
けれど、たとえ「小さな部品の一つであろうと、製造上の少しのミスで重大な不具合が起きる」
ことに例えて、「一人ひとりの小さな過ちが、大きく道を逸れていくことに繋がる」と示唆して
いるのだと。これが彼の最も主張したいことなのかなと・・。

実はこのところ、二女から勧められた映画をプライムビデオで視聴している。
先日日記に書いた「The Gift」に続き、「US」「トランスワールド」が面白かった!!
もう後から伏線回収のためにもう一度見る羽目になる「US」は、そのタイトルの意味が深い!

アメリカの格差社会を象徴しているという人もいるし、ならばオープニングすぐの、女の子の
Tシャツ(マイケルのスリラーTシャツ)にも意味がある気がして。そう言われれば、あの赤い
繋ぎも?などと・・。大抵の映画ではかなり初めのところで「推理」してしまう私が(そのせ
いでよく娘たちから怒られたw)こればかりは最後まで結末が予想できなかった。

その点、「トランスワールド」は早い段階で謎が解けたにもかかわらず、見終えて心が静かに
潤うのを感じられる良いラストだった。「運命を諦めずに抗えば、変えられる未来もある」と。
余談だけど、この映画ではイケメン俳優も主人公の一人で、娘によるとクリント・イーストウ
ッドの息子さんだとか。流石に文句なしの嫌味のない面立ち。

やはりどの映画もストーリーが素晴らしい事と、演出のすべてが洗練されていて、あり得ない
のに「リアル」に魅せる手腕がスゴイ。うーんもっと書きたいけど時間がないのでここまで☆

 

 

猫たちは「食っちゃ寝」の毎日。籠からこぼれてもそのままのだらしなさww
 

ご飯の時間はきちんと「メシ活」。そして寝る時はなぜか私の寝床の陣取り合戦:

 

くるさんの、「シマゾ」のいじらしさとはまたちょっと違う^^; たまには大の字で寝たーい!!
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