森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「手がかかるって、幸せだよね」

2021-05-27 | 動物
雨の多い季節。除湿器をオンにすると、どこからともなく独特の臭いが部屋中に漂う。
これは明らかに「小太郎のスプレー臭」だ。

生前は、汚されるたびに部屋のアチコチに貼っているペットシーツを取り替えたり、
拭き掃除などで対処してきた。 でもそれらは、亡くなった直後に撤去した。

はて、どこから?と、アチコチに這いつくばって発生源を調べると、それは「カーテン」
からだと判明。カーテンは確かに窓際に居ることが多かった小太郎の格好のスプレー場
所だったけど、そこにも安全ピンでシーツを留め付けたり、定期的に洗濯したりしてい
たのに。  で、梅雨の合間の晴れの日に、すぐに洗濯しスッキリ解決した。

そして今日も、朝まで降った雨が上がってすぐに先日からの大物洗いの続き、ボックス
シーツと防水シーツを洗った。
 
防水シーツは、コタのスプレーだけでなく福太郎の粗相のために、ボックスシーツの下に
敷き込んでいる。

「臭いだけは勘弁」だから、こういうのは仕方ないけど(笑)、コタだけが使っていた
座布団やシート、少しほころびたマットやグチャグチャにされた「じゃらし」などを、
少しずつ処分していて思う。

こうやって、「小太郎がいた」痕跡が、我が家から一つずつ消えていくのは切ない。
だからあちこちに、それらの日々を記憶する「写真」が必要だったのかも。

昨夜、何気なくチャンネルを合わせた「家、ついて行っていいですか」に登場した若い
夫婦が語った、「生後一か月で失ってしまった大切な命」の話。彼らには今、新しい子
供さんも生まれ、そのお子さんを二人で大切に育てていて、「手がかかるって、幸せだ
よね」と、顔を見合わせて語っていた。

今、私もそれを実感している。出来るならもっともっとそばにいて、手を煩わせて欲し
かったな・・と。
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