森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

事の本質。

2021-07-23 | 思い・つれづれ
娘が好きだったパフォーマーの小林賢太郎さんが、五輪開会式のディレクターを解任とい
うニュースが、瞬く間に世界中に広がっている。
う~ん。確かにあの発言というか、それが「コントの一コマ」だとしても、良くないとは
思う。

でも、直前に過去のいじめ問題で降りる形になった小山田氏とは、事の本質が少し違う気
もする。問題は、発言した本人がその事を思想的にも(良し)としていたかであり、その
思いが今も継続しているかどうかで判断されるべきだと思う。

一方は、過去の自分が犯した罪を「自慢」していたことが問題なのであり、片や殆どの人
が知らないであろう過去の過ち(ネタ)であるが故に、公的に「謝罪する機会が無かった」
人なのではないかと。

擁護するわけではないけど、今回の小林さんの謝罪文は、「大量虐殺」を「笑い」にした
ことを恥じているのが感じられるし、その言葉も人柄を表していて、それが心からの反省
だと私には思えた。

私はファンではないのでここまでしか言えないけど、「コバケン」で検索すると少しは彼
の人柄も見えてくる。

私は昔も今も「チャンバラごっこ」が嫌いだけれど、大昔は男の子たちの多くが、おもちゃ
の刀を左腰に挿して遊んでいたのを憶えているし、人を斬るための刀を模したおもちゃは、
今も100円ショップで公然と売られている。そして「戦争ごっこ」のような対戦ゲームも、
大人にだって大人気だ。私にしてみれば、それはどうなのかと。

「言葉尻を捕らえて」騒ぎたい人は、問題の本質なんか関係ないのかもしれないけど、
心の中で抱えてた「女性蔑視」がつい口をついて出てきた森さんなんかが、まだ要職にあ
ることの方がずっと私は問題だと思うけど。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 久しぶりの外出に、はしゃぐ4... | トップ | 開会式の感想 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わたしも擁護するわけではありませんが (eowyn)
2021-07-24 15:37:06
小山田氏と小林氏の件について、wildroseさんに同意します。
雑誌の取材の場でサービス精神か単に粋がったのかわからないが、過去の“犯罪”を自慢する精神構造は、今も疑われても仕方ない事案。
一方、観客に受けたいがためにネタにした過ちについては、
酷い語り口でお年寄りや弱い者を貶める笑いが世の中に受け入れられる雰囲気が、そのときの日本にはありました。
今大御所と言われているアノ人たちもずっとやっていました。
小山田氏の記事はよく知られた話ですが、小林氏のネタは、よくそんなの見つけてきたな!という、ネット社会の今だから起こることでしょう。
人権意識が高まる現在、過去のそれらは言い訳して許されることではないけれど、いちいち炎上させる風潮もどうかなと思います。

森さんはオリ・パラの名誉最高顧問就任が検討されているとか。
菅総理と小池都知事が、陛下の開会宣言を始められたのに着席したままだったのも見ました。
オリンピックが始まれば、浮かれた国民を騙せると思っているなら大間違いです。
返信する
仰る通り (wildrose)
2021-07-25 10:17:54
大間違いだと、私も思います。

陛下は国民感情に寄り添い、コロナ禍での開催そのものを「良し」としなかったと思われるのに、
立場上、宣言を強いられているのは気の毒だなぁと思っていましたが
総理は陛下よりも遅れて起立するという、不手際を映し出されていましたね。
ここにも「権力は我にアリ」的な政権と、国民感情との乖離を全世界に見せつけましたね。

ラーメンズ時代のネタはよく知らないのですが、
「ドツキ」のあの方たちの方が、私もよほど不快でした;
小林さんの謝罪文にあったとおり、当時の反省もあってか
その後の小林さんは、相方の片桐さんとは別の方向でその才能を発揮していたように見えました。

彼の「知的でシュールな世界感」は、多くのファンの心をつかんでいたようで
娘もいつもチケットを取るのが大変だと言っていました。

引退を発表されたときは、娘から「ニュース観た?」とがっかりしたような声で電話があったので、
まさかオリンピックのディレクターに就任していたとは思ってもいませんでした。

騙し絵のようなトリックで凝りに凝って視覚化してみせたり
またある時には思わず苦笑いしてしまうシニカルな「笑い」を誘うのが、彼の独特のセンスだと思っていたので、
元々オリンピックのような場所には向かない方だとは思います^^;

ニュースを見て、思わず「ええっ」となりました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

思い・つれづれ」カテゴリの最新記事