森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

マリラの「棺桶の蓋をちゃんと閉めて!」に拍手

2021-11-22 | 映画ドラマ
今回の「アンという名の少女」も今風に言えば「神回」かなと思う。

アンを養女にしたマリラ兄妹の隣家に住むレイチェル・リンド夫人は、悪人ではないが、か
なり「俗っぽい」女性である。例えば小さな村で小さな変化があるたびにマリラの家にやっ
てきて、自慢げに噂話をして帰る。マリラはいつもそれらを聞き流していたが、心の内では
苦々しく思っていて、相槌もあまり打たずに聴いていた。

しかもレイチェルの言葉の端々には、マリラ兄妹が「結婚していないこと」をまるで欠陥で
あるかのような侮辱的な意味合いが潜んでいる。「私なしじゃ何の情報も得られない。この
小さな棺桶に籠り切りだから」などと言う。さも噂話は有益な情報源だと言わんばかりに。

それに対して、今回ばかりはマリラも猛烈に反論した。「そっちもよくこの棺桶に来るじゃ
ない!前触れもなしに!呼んでもないのに。ずっと我慢してきた。あなたの決めつけや、
思い込みに」「噂話にも意地悪にも50年間耐えた!」「あなただって棺桶に入っているでし
ょ。心がね。あまりにも心が狭すぎる!」

そしてレイチェルが怒ってドアを閉め帰ろうとした時に「棺桶の蓋をちゃんと閉めて!」と
背中に浴びせかけた。ここで思わず笑ってしまった。・・ああ、スッとした!(笑)
この作品を読んだ当時まだ少女だった私でさえ、大人になってもぜったいこんなおばさんに
はなるまいと思ったことを思い出した(笑)

だけど、リンドさんの良いところ(?)は「単純で、すぐに気持ちを切り替える」ところ。
今回もラストにはマリラたちの意見に賛同し、小さな花束をマリラの家に持参して「私の心
の棺桶に花を」などと言うのだ(笑)

素敵なステイシー先生は「未来のアン」のように見える。セバスチャンもコールも、自分の
居場所を見つけることが出来たし、不思議な狐も殺されずに済んだ☆良い回だったと思うが
次回から物語はもう「3」に突入するらしい。この作品が長く放送されますように☆

「カムカムエヴリバディ」はこれまでの朝ドラよりスピード感があっていい。展開が恐ろし
く速いので驚くほど。子守歌にしていたルイ・アームストロングの曲を歌うシーンが少しだ
けあったけど、萌音ちゃんの発音はやっぱり綺麗☆(この時代にはあり得ないけどww)
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少し前から再開した「ドクダミ茶」。煎じるヤカンはパーコレーターで代用しているけど、
冬場は温かいまま飲みたいので、お湯用と分けてそれ専用の小さめの保温ポットを注文。

 
長女がプレゼントしてくれたお気に入りのお湯用(右)は、お茶大好きな娘が家を出てから
も、冬場猫のお水に足すために必須(笑)。今回のも同じサーモスだけど、コーヒーポット
としても使えるとかで手を入れて洗える広口のもの。届いてすぐに綺麗に洗って、早速コー
ヒーポットとして使ってみたら、いい感じに冷めない☆

 

狭いカウンターには、ちょっとごちゃついてアレだけどww。長い間欲しいと思いながら、
物を増やしたくなくて迷っていた。でもこれに決めてよかった☆ 

さて、こちらは「失敗したかつら剥き」wwじゃなく、先日きんぴらにして美味しかった大
根の皮をまた使いたかったので、やや厚めに剥いたもの。葉も茹でてタッパに保存。大根は
捨てるところが無いんだね~☆

 
今回は、姉の夫さんの家庭菜園のものだから葉っぱも安心。田舎風の煮物も美味しかった。


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4 コメント

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Unknown (あきらとマドンナ)
2021-11-23 16:24:25
「アンという名の少女」は、私も楽しみに見ていました。暴走気味のアンですが子供とは本来そういうものだと思います。その明るさがマリナ兄弟にも良い影響を与えたようですね!No.3が楽しみです
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たしかにアンは (wildrose)
2021-11-24 15:48:38
暴走気味でハラハラさせられることが多いですね。
そして、どちらかと言えば地味で堅実に暮らしていたマリラたちに
これまでなかった「刺激」を、その人生に与えることになりました。
仰るように、アンの存在は、マリラとマシューの本来持っていた
偏見のない温かい人柄と勇気を引き出すきっかけにもなったのでしょうね☆
私もこの先がとても楽しみです☆
返信する
私も神回だと! (eowyn)
2021-11-25 15:55:25
>「棺桶の蓋をちゃんと閉めて!」
わたしもここで大笑いしました。
マシューの困ったような様子にもw
実はシーズン1が始まった当初はなんだかしっくり来なくて
アンの良さもあまり感じられなかったのだけど
近頃はアンも大人になったなーと(親戚のおばちゃんかw)
そして原作にはないキャストやストーリーも
これはこれでとても良いと思えるようになってきて
もうシーズン3が始まるのだと思うと、もったいない気分です。

これからおでんの季節ですね。
おでんの大根の皮、わたしもきんぴらにします。
葉っぱも菜飯にしたり、ほんと、捨てるところないですよね。
スーパーの大根は、葉っぱがついてないのが殆どで残念。
家庭菜園のいただきものは貴重ですね!
返信する
菜飯! (wildrose)
2021-11-25 20:12:52
パートで働いていた職場が家の近くだった頃、
母が菜飯をお結びにして同僚の分まで届けてくれたことがありました☆
同僚の一人が、ある事情でご実家と疎遠だったようで
「羨ましい」と涙ぐみながら食べていたことを思い出しました。
懐かしいおふくろの味ですが、母を亡くした今でもよく作ります☆

今まで観た映画のアンは、尺の関係で原作にある部分を端折ることはありましたが
このドラマは創作部分が多くて、いつもどうなることかとハラハラさせられます。
ですが原作の時代背景や本筋を損なうことなく、
原作よりもマリラたち大人の世界を繊細に描いていて、
大人も楽しめる良い作品になっていると思いました。
ギルバートと結ばれるのは確かでしょうが、ゲイの少年との心の交流や
それを恥じるゆえに隠そうとするやや歪な部分を持った先生など
いかにも現代風でありながら、且つ丁寧な描写にもつい惹き込まれます。

書き加えることは、ある意味「禁じ手」なのかもしれないですが、
そこが脚本家の「手腕」なのでしょうね。
原作に手を加えるなら、こうあって欲しいと思いました☆
私もアンの成長を観るのは楽しみですが、ゆっくり進んで欲しいです☆(笑)
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