森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「違くて」が、どうにも・・;

2020-06-13 | 思い・つれづれ
先日、国会中継だったか討論番組だったかで、政治家もしくは「有識者」たちが各自
の意見を述べるのを聞き流しながら用事をしていた際、「ハンパない~」という言葉
が耳に飛び込んできた。画面に目をやると、言葉を発したのはどう見ても「若くはな
い」人だったので、場面をはっきり覚えてないクセに、変に印象に残っている。

「ハンパない」が、若い人の間で使われ始めたのはもうずいぶん前だけど、今では若
者に限らず、中年の人達も使っている場面も多く目にする(耳にする)。
もしかしたら、私も突然口から飛び出す日が来るかもしれないくらい、耳慣れた。
でもね、日常会話ならともかく、この場面で公人が使うのは「違和感アリ」で。

「言葉は生き物で、時代に応じて変化する」ものだし、野暮なことは言いたくない。
「ムカつく」だってたまに自分でも使ってる気がするし(笑)「何気に」もあまり気
にならなくなった。でもね。やっぱりどうしても許容できないものがあるのは否めず
で。

それが、「違くて」という表現。もう、気になって気になってしかたないのだ(笑)

俳優さんで「この人は若いのに凛とした素敵な役者さんだなぁ」と感じる人がいても
インタビューなどでこの言葉を使われると、途端に醒めてしまう・・(笑)
「違って(いて)」をわざわざ「違くて」と言い換えなくても;と、思うのだ。
ホームセンターを短縮して「ホムセン」と言い換えるのとはワケが違う気がする。

流行り言葉は知っていて損はないので、若者言葉のいくつかを面白いなぁと、「知識
として」引き出しには仕舞うけれど、やはりこの年齢で使うのはちょっとアレな言葉
は、オバサンは多分これからも使わないかな。(アレってどれ;)

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8 コメント

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まったくもって同感です (eowyn)
2020-06-13 21:53:08
はじめまして。
いつも楽しく拝読させていただいております。

どう活用変化したら「違くて」になるんだよー!と
「違くて」が聞こえるといつも憤ってしまいます。
(当然ですが「違くて」がさっと変換できなくて、今ちょっとイラついてしまうのですがw)

あと、「ヤバい」というのも、いったいどっちの意味で使ってるのか
ときどきわからなくて困ることがあります。
先日も姪っ子に出したケーキ、
「わーこれヤバい!」と言われて
そんな不味いもの出したか?とw
返信する
こんにちわ....。 (kiyasume)
2020-06-14 11:36:43
1980年代に一世を風靡した、、
「ソシュール」の言語学とアナブラムを、

独自に発展させた、日本の哲学者、
「丸山圭三郎」をご存知でしょうか?
彼は、今の世の中を予言して居ました・・・・。

「言葉は徐々に変容するものだが、、
時代に寄っては大きく崩れる」

まさに今、コンビニ宣伝から、波及した、、
「食べれる」に見られる、「ら」抜き言葉、、

日本人が肯定にも否定的にも使って居た、
「いいです」の変化形「ヤバイ」

女子高生が仲間内だけで通じる「女子高生言葉」

でも、若者は知らない・・・・。

会社やら企業では一切通用しませんよ。
ソシュールなどの「一般言語学講座」を
一度読んだ方がいいと思いますね....。

確かに若者文化は世の中を引っ張って行く
力があるし、私何ぞも、もう歳なのに1970年代
の格好をして居ますが・・・・・。

モードは世界と時代共通のものですから。
いいのだと思って居ます。

なんか、書き込みたく成りました。

処で、私の今回のblog記事に、、
本邦初公開!!kiyasumeの17歳の頃の、
バンドでの演奏の、音源を載せて居ます。
良かったら一度聞いてやって下さい。

それから、懐かしのアラン・ドロンの
映画の予告編動画や、、
イタリアのプログレ・バンド「ニュートロレス 」
がクラッシックのオーケストラと作った、
もの凄く美しい旋律の曲だとか挙げて居ます。

結構、為に成るかとも?思えるので、、
良かったら覗きに来て下さいね。

もし、コメントなどを頂けたら嬉しいです。
宜しく御願い致しますね。
また来ます。。。。
返信する
eowynさん 初めまして^^ (wildrose)
2020-06-14 15:46:57
私も、そちらで綺麗なお花など拝見しては癒されてます^^

おかしな日本語、氾濫してますねぇ。
コンビニのアルバイトさん発祥の「~円からお預かりします」も、
以前は耳にするたびに訂正したくてウズウズしてました(笑)
「~円お預かりします」もしくは「~から頂戴します」でしょうが!!なんて。

今やコンビニ外国人店員でなくても、スーパーのレジなどで普通に使われていますから
すでに「戦意喪失」?の私です・・・;
とやかく言うと「うっせぇ、ババぁ」ですから(笑)
でも、ちゃんとした研修があるところではやはり厳重に注意されているようですね。

海外で言う「スラング」でも、「Bad」を「カッコいい」とか
「クール」という意味で使われてすっかり定着しましたから、
いつの時代も「若者文化」が言葉を作り出すのは
変わらずで、受け入れなければとも思います。
「ヤバい」もそんな風に市民権を得てきましたが
オバサンとしてはどっちなの?って時ありますよね(笑)

個人的には、最近若者がさかんに使う「大丈夫です」っていうのも、
同じく「要らないって意味?それとも逆・・?」なんて迷う私です~w
コメント有難うございました☆
返信する
kiyasumeさん ようこそ☆ (wildrose)
2020-06-14 16:45:02
いつもご訪問くださり有難うございます。
足跡からそちらにお伺いすると、いつも物凄い量の文章に圧倒され
読み砕くことはおろか、全文を最後まで読み通せず
自分の頭の悪さに辟易して逃げ帰っておりました;

今回も時間の制限の中、やはりすべては読み切れませんでしたが、
プログレについては、懐かしく拝読しました。
私も大昔キングクリムゾンなど理解しようと聴きましたが
女性にはなかなか難しかったですね;
ハードロックやパンク、グラムあたりならば女性にも受け入れやすく、昔はよくライブにも行きました^^
若かったんですね~。もちろん今では好みも少し変わりました。

ですから、私は若い人たちの新しく生み出す言葉も嫌いじゃないんです。
そういう時代を経て、自分という存在が確立するのでしょうから。

言葉も然りです。
kiyasumeさんが挙げられた言語学(私にはその知識がほぼありませんが)
に示されているかは不明ですが、理屈ではないのだと思っています。
JK言葉は、大人に理解されたら「お終い」なのであり、
オバサンやおじさんが使うようになれば、もはや「ダサい」のだと思います。
同様に他の何らかの集団でも、そういった言葉が生まれては消え、淘汰されていく。
だから、できるだけ否定せず、その流れを眺めていたいと思う自分がいます。
仰るように、大人の世界でそれを使うと、自分を軽率に見せるし、
また場所や相手によっても、使う言葉は多少は違いますよね。

たまにそちらで懐かしい映画などの記事を楽しく読ませていただいてます。
(ジュリアーノ・ジェンマなどは、父からよく観せられていました)
ハードルが高く、なかなかコメントできそうにありませんが、
コメントを有難うございました☆
返信する
また、来ました。。。 (kiyasume)
2020-06-15 06:08:14
「丸山圭三郎」も同じ様な事を言って居ましたよ。
私も、言葉の時代による変遷に同意しますよ。

私は何も、言葉が変わるのを悪いとは思って
おりません・・・・・。

そう言う意味では「ら」抜き言葉は定着しましたし、
色々な流行り言葉もありなのでは無いかなとも
思えます。

ただ、ギャル語などは、大人の世界では通用しないと言う事です。


丸山は、自分の言語哲学で、ソシュールの言語学
から研究した哲学を得て、色々と言葉の意味を肝げた人です。

例えば、「犬」と言う言葉があるから、犬は存在
して居ると言う考え方です。言葉で指し示さなければ、
事物は存在しません。ワンワン吠える生き物は、
「犬」と言う言葉で「犬」になります。
言葉がなければ犬は猫と一緒の動物と見なされて居たかも知れないですね。

「言葉」と言う視点から現代社会をとらえる。私たちの表現、考え、思想、哲学はすべて言語によって成り立っている。本質的な意味での言語とは何かを、考えた人でした。

ちなみに、参考までに彼の経歴を書いて置きます。
彼は中央大学の「フランス語」の教授でした。フランス語、フランス文学の教育を続けながら、他方で一般言語学に関する論文を矢つぎばやに発表。それらではフェルディナン・ド・ソシュールにおける「体系」の概念を論じ、そこから派生する「二つの構造」をとらえ、「ラング」と「パロール」との関係を解明しました。また同時に、ソシュールの唱える「言語記号の恣意性」をめぐる論争に決着をつけ、しだいに記号論の分野にも思索を広げて行きました。こうして1981年には主著『ソシュールの思想』を刊行し、当時のポスト構造主義ブームともあいまって、一躍、言論界の寵児になりました。この事は1980年代を生きて来た人なら、誰でも知って居る事です。

先ほどあげた「犬」と言う言葉と、その内容ですが、
この事をソシュールの言葉で言うとシニフィアンととシニフィエと言います。

シニフィアンは、フランス語で動詞 signifierの現在分詞形で、「意味しているもの」「表しているもの」という意味を持ちます。それに対して、シニフィエは、同じ動詞の過去分詞形で、「意味されているもの」「表されているもの」という意味を持ちます。日本語では、シニフィアンを「記号表現」「能記」(「能」は「能動」の意味)、シニフィエを「記号内容」「所記」などと訳す事もあります。(「所」は「所与」「所要」などの場合と同じく受身を表わす。つまり「所記」は「しるされるもの」の意味)。

要するに記号論であると言えます・・・・。

シニフィアンとは、語のもつ感覚的側面の事であり。たとえば、犬という言葉に関して言えば、「犬」という文字や「イヌ」という音声の事であり。一方、シニフィエとは、このシニフィアンによって意味されたり表されたりするイヌのイメージやイヌと言う概念ないし意味内容の事です。また、表裏一体となったシニフィアンとシニフィエとの対のことを、「シーニュ」(signe)すなわち「記号」と呼びます。

シニフィアンとシニフィエの関係(シニフィカシオン signification または記号表意作用)は、

その関係に必然性はない。(記号の恣意性)
たとえば、「イヌ」そのものを「犬」と書き、「い・ぬ」と発音する必然性はどこにもない。もしそうでなければ、あらゆる言語で犬は「い・ぬ」と発音されて居るはずである。
必然性がないにもかかわらず、それが了解される体系のなかでは、必然とされている。

以上、丸山言語哲学について簡単に書いて見ました。
こう言う理論があると言う事を知って置いて、
損は無いですよ・・・・・。

お節介とは思いましたが、一応書いて見ました。

今回私のblogでは私が若干17歳の時にブルース・
バンドで演奏した曲の音源を上げて降ります。
もしよかったら、冷やかしでいいので聴いて見て
頂けると嬉しいです。宜しく。。。。

君と会話できて、嬉しかったです。
また寄らせて頂きますね。。。。( ◠‿◠ )

返信する
ご丁寧な解説を有難うございます (wildrose)
2020-06-15 11:24:06
(長いコメントをタイピングした後、全て消えてがっくりしています;)
kiysumeさんは、お若いころにはギターも奏でられたり、
またブルースハープやギター演奏など、
様々な音楽に精通していらっしゃるのですね。

なので、何の専門家でもない私に解るかわかりませんでしたが、
取り敢えずそちらの演奏を拝聴しました。

「Storm・・」 「everyday・・」どちらも10代にしては渋い選曲ですね。
ヴォーカルの方もかなり聴き込んでのコピーかと思いました。
私が若いころに好んだ音楽ジャンルとは異なりましたが、
今は少しだけR&Bの良さがわかるようになりました^^;
(カラオケに行き始めたのも、P!NKが歌えると知ってからです)

昔よくライブに行ったサンハウスの柴山さんは
今肺がんを患っておられるとのことですが、
今でも精力的に活動されておられるご様子です。

彼も素晴らしいブルースハープをステージで聴かせてくれました。
kiyasumeさんも、どうか年齢を重ねても音楽を楽しまれてくださいね。

以前、こちらで自分が活字中毒だったと記したことありましたが、
若いころからそれこそ電車の吊り広告から何から、
あらゆる文字という文字を目で追う癖がありました(笑)
そのせいか、「丸山圭三郎」という名前に聞き覚えがあり、
前回のコメントを頂いた後、チェックしました。

その時に知ったのは彼がinspireされたソシュールそのものは
ずいぶん昔の人だったことも知りました。
(まぁ活字中毒の人間の知識とはこの程度です・笑)
深く追求すればなかなか面白いのかもしれませんね。
ただ、言語学やその論文も、この日記のテーマとは相容れないかと思うので、
ここで論じるのは避けますが、「言語」についてのご教示、とても参考になりました☆
このような「チラシの裏」程度の文に、再度のコメントを有難うございました。
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Unknown (森おばさん)
2020-06-17 19:20:59
本当にご無沙汰してしまいました…
変わらずに丁寧な暮らし方…素敵です‼
お恥ずかしいですが私など 疲れはて床に伏すだけで布団の中が楽園になりつつあります。
職場で資格を取らせてくれるとのこと、年齢的にも有効活用出来るのか皆無だし なにせモチベーションが保てるか危ないですが せっかくなので目標としようかと思っています。
形になったら仕事をセーブしないとちょっと体が持たないな…とも同時に思うのですけどねww
常に受動的ですが野生のかんで 今はこんな感じ…
Wildroseさん  お仕事お疲れ様でした。
難しい決断だったと思いますが 英断だと私のかんが言っております。
どの道を選んでもwildrose さんのファンですから応援してますよー
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森おばさん様、お久しぶりです☆ (wildrose)
2020-06-18 16:47:01
いつの間にか双子ちゃんたちも大学生と知り、
月日の流れる速さを痛感しております・・。
私たちが前後してパートに就いてからもう6年近いのですね@@;
その間も様々なことがありましたね。

森おばさん様が転職されたことは、それこそ「適職」と感じました^^
私も出来たら転職をと願っていましたが、
年齢的にも職場にしがみつくしかなかったのです(笑)

今は大変な時期ですが、持ち前の「愛」と工夫で
なんとか乗り切って頂きたいです☆
資格取得、頑張ってください!!九州からエールを送ります☆
(エールと言えば、「福島」が出るたびに、森おばさん様を思い浮かべる私です)
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