森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

生き辛さを抱える人へ 2

2019-06-21 | 思い・つれづれ
わけあって、この日の日記を読み返してみた。
人の心というものは、たとえ親子であっても全てを理解できるとは限らない。
もしかしたら家族だからこそ分かり合えない部分もあるかもしれない。

先週は本当に心身ともに苦しかった。改めて「もっと強くならねば」と思う。

先日同僚のMさんから、帰り支度をしている時に休憩室で相談を受けた。
家族との記念の会に、ある場所で妹さんと歌を披露することになったのだそうで、
その時に伴奏をする妹さんの指定したキーが、ある部分で高過ぎて苦しく、でも
そのキーはもう変えられないのでどうしたらいい?と。

だったらオクターブ下げて歌えば?と言うと、そうすると出だしが低すぎてそれ
も出ないという。ではその高音で苦しくなるフレーズだけオクターブ下げるのは?
と言うと、「それは恥ずかしい」というので、不自然に聴こえるかどうか、試しに
歌ってみた。

感想は、「うーん」(笑)

私たちはキー設定が上手くいかない時にカラオケでよくやるし、普段もそうやって
鼻歌を歌ってきた。私の姉妹たちも子供のころから人の歌に自然に加わってきたし、
変だったら笑い合って(時には笑い転げて)済ましてきた。

例えばそれが「合唱大会」だったり、かしこまった席での披露だったらそうはいか
ないだろうけど、家族間の出し物なのだったら、反ってそれが笑顔の思い出になる
のでは・・と思ってしまう。
私が変なのだろうか?少なくとも私の家ではそうだった。

相手の気持ちを探り合ったり、見栄を張り合ったり、憎みあったりする家族もいる
とは聴くけど、裕福ではなくても自分の弱さやダメな部分をさらけ出せる姉妹であ
ったことは、幸せなことだったんだなぁと、今更ながら思う。
今では友人関係においても、そうできない人とは交流を断っている。

先日、年配のお客さんからまた「あなた、髪どこで切っていらっしゃるの?」と訊
かれた。それくらいの年齢の方の悩みがよく解る歳になったからこそ、気持ちよく
答えてあげることにしている(笑)

自分で切っていることを伝えると、いつも驚かれる。「後ろはどうやって切るの?」
と、触って観られたりする。初めは余程変に見えるのかと思ったけれど、恐らく
流行りの髪型や技術が巧くても、この位の年齢の人の悩みが解る美容師さんが少ない
のだろうと思う。

私もたった一人いた「理解してくれる」美容師さんが辞められてから、自分で切るよ
うになったのだもの。その美容師さんはいつも「あなたには神様が付いているのよ」
と言ってくれたっけ(笑);

歳を取ればとるほど「孤立」する人とそうでない人の人生は大きく違ってくると思う。
「誰にでも」「何もかも」ではなくていいと思うけれど、時には心を開いて自分をさら
け出すことも必要かもしれない。そうしてこそ「自分を笑える」強さも生まれる。

人生の終盤に差し掛かった今、自分もそうありたいと思う。

昔娘がバイトしていたベーカリーカフェの姉妹店(駅中)に、先日、姉と入った。
新しく作られたメニューに、お酒とオシャレな料理がセットでワンコインというものが。
それも昼間限定@@ 見ればグレイヘアの女性が堂々と外国のビールを楽しんでいた。

「昼間っから年配女性が」と、昔なら眉を顰められたかもしれない光景だったけど、
「いいよねぇ。素敵」と姉と話した☆
女性を縛っていたのは、案外自分自身だったかも知れないと思った。

 

 

 

コタの容体が悪かった時、心の何処かで覚悟していたのか、ブラッシングした毛玉
を捨てられずにいたけど・・・捨てます(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
« Ed Sheeran が歌う「Baby One... | トップ | マイケルの10回目の命日まで »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

思い・つれづれ」カテゴリの最新記事