富谷観音は正式に「施無得畏山宝珠院小山寺」と表します。
天平七年(735)に開山された言いますから、約1200年の歴史。
お寺の位置は富谷山(365m)の頂上付近。

享保17年(1732年)建立の鐘楼↑

↑小山寺の大杉。推定樹齢700年以上の巨木。

木立ちの中、朱色に輝く本堂は威風堂々とした存在感。
本尊は十一面観世音で、行基の作と伝えられる。


本堂中央には立派な龍の彫刻。
見事な彫り物に暫し足が止まりました。

小山寺三重塔 国指定重要文化財(旧国宝)
室町時代、寛正六年(1465年)の造営と刻印が残っているそうで、
関東以北最古の風格は正に圧倒的。
余りの見事さに、三重塔が目に飛び込んだ瞬間、背中に電気が走りましたね。
これほど立派な塔が、茨城にも存在していた事を誇りに思います。
今回、山門が改修中で足場に囲われていた為、見ることが出来なかったのですが、
それは次回のお楽しみとしましょう。



所在地:茨城県桜川市冨谷2190