建長寺
【所在地】神奈川県鎌倉市山ノ内8
【TEL】0467-22-0981
【拝観料】大人300円、子供100円

1253年(建長年)開山の日本では初となる禅寺は、
荘厳さに満ち溢れていました。

三門は予想していたスケールを遥かに超える大きさです。
地震や火災で幾度か失われ、現在の三門は江戸時代に再建されたもの。

焼失した「三門」を建て替えるべく、建長寺の裏山に住んでいた狸が
和尚の姿に化けて、浄財を集めながら諸国を巡った伝説が伝わるそうです。

三門から仏殿を望みます。

境内にそびえる柏槇の巨木が一際目を惹きます。

仏殿は江戸時代に東京芝の増上寺から移築されたもので、
本尊の地蔵菩薩像に、伽藍神像、千手観音像などが祀られています。

三門から仏殿、法堂まで建物がほぼ一直線に。
何度も書きますがそのスケール感は圧倒的でした。

方丈へ通じる唐門は絢爛豪華。


唐門わきの通路から履き物を脱いで方丈へ。

ぐるりと回り込めばこの情景!
ベンチに腰掛け何も考えずぼんやりと。極めて贅沢な時間です。

「心字池」と呼ばれている由縁は、文字通り心という字を池の形としたため。

紅葉には早い時期でしたが、椿が艶やかに咲き乱れていました。

1255年(建長7年)鋳造の梵鐘は国宝です。
武家の古都・鎌倉を肌で感じた秋晴れの一日でありました。

