9月27日世田谷パブリックシアターで、フィリップ・リドリー作「ガラスの葉」を見た(演出:白井晃)。
4人の芝居。家族の記憶の物語。
舞台には何やら家具がたくさん置いてある。特にテーブルと椅子がいくつもあるのが不自然な印象。その内、奥の方が回り舞台になっていて少し動いたりするが、その意図がどうもよく分からない。
スティーヴン、彼の妻、母、弟バリー、この4人をめぐって少しずつ露わになる事実。
彼の父は自殺したらしい。運河で溺死。
弟は絵描き。アル中だったがここ4ヶ月は禁酒を続けている。
妻は妊娠が分かるが、スティーヴンとどうもうまくいっていないようだ。
彼は母(銀粉蝶)のお気に入り。弟は亡き父のお気に入りだった。
彼と母の絆は強く、弟の孤独は深まるばかり・・・。
兄弟には小さな秘密があった。父の葬儀に来た或る男に誘われて、その男の家に何度か行ったこと・・、そこで・・しかしこのエピソードは非常に婉曲的に述べられるので、その意味するところが果たしてどれ位観客に伝わっただろうか。
弟にとってそれは忘れることのできない忌まわしい出来事だった。
兄は兄で、ある時車を運転していて男の子を轢きそうになり、それ以来そのことが頭から離れない・・。
結局、作者が何を言いたいのかは最後まで分からないまま。ラストでの母の号泣も分からない。
4人の芝居。家族の記憶の物語。
舞台には何やら家具がたくさん置いてある。特にテーブルと椅子がいくつもあるのが不自然な印象。その内、奥の方が回り舞台になっていて少し動いたりするが、その意図がどうもよく分からない。
スティーヴン、彼の妻、母、弟バリー、この4人をめぐって少しずつ露わになる事実。
彼の父は自殺したらしい。運河で溺死。
弟は絵描き。アル中だったがここ4ヶ月は禁酒を続けている。
妻は妊娠が分かるが、スティーヴンとどうもうまくいっていないようだ。
彼は母(銀粉蝶)のお気に入り。弟は亡き父のお気に入りだった。
彼と母の絆は強く、弟の孤独は深まるばかり・・・。
兄弟には小さな秘密があった。父の葬儀に来た或る男に誘われて、その男の家に何度か行ったこと・・、そこで・・しかしこのエピソードは非常に婉曲的に述べられるので、その意味するところが果たしてどれ位観客に伝わっただろうか。
弟にとってそれは忘れることのできない忌まわしい出来事だった。
兄は兄で、ある時車を運転していて男の子を轢きそうになり、それ以来そのことが頭から離れない・・。
結局、作者が何を言いたいのかは最後まで分からないまま。ラストでの母の号泣も分からない。