あれ、去年、岸田首相の「所得倍増」について書きましたっけ?
書いてない気もするので、ちょこっと書いておきます(記憶違いで、前にも書いていてダブってたらゴメン)
岸田首相が「所得倍増」って言って、まるで生活がよくなるような印象の話してるけど、国民は騙されませんよね。もう少し教養がある。
所得が倍増しても、
今のように買う人がいなければ、
工場は生産性を上げる意味はない(売れ残りの廃棄物を作るだけだから)
なので、生産性が変わらない。
生産(供給)と消費(需要)が変わらないところで所得を2倍にすると・・・
ものの値段を2倍にしないと釣り合わない。つまり、物価は2倍になる。
・・・ハイパーインフレっす!
庶民の生活は、実は所得をあげても楽にならない。
上の例でいうと、同じ所得2倍、物価2倍になったとしても、
所得が先に2倍になって、後から物価が2倍になるなら、
所得が上がった時点ではまだ物価が上がってないから、
モノが多く買える!ってことで、みんな大喜び!
だけど、これから起こる社会は真逆っぽい。
物価が先に上がって、所得が・・・上がったとしても後ですよね。
物価のほうが高くなるので、物が買えない!
仮に所得2倍になっても、物価が先に上がったら、生活は苦しくなる!!
(実はこれは序の口で、実はもっと悲劇的な話をする)
そして、世界的に見ると、もう、インフレは始まっている。
12-11 顕著なインフレに対する米中の対応が真逆な点に注目していただきたいです
日本もお金をじゃぶじゃぶにしているから、そのうちインフレ…
ってか、もうガソリン代とかは上がってるよね!
でも、インフレだけが問題じゃない
アメリカもバイデンさんが社会主義的なことやろうとしてるけど、
岸田首相の「新しい民主主義モデル」も分配まで政府が関与するとなると、
日本も社会主義っぽくなってくるよね。
社会主義は、モノが十分あるときは理想的な経済も出るかもしれないけど、物がない時、だれを殺して人類を生かすかという、殺していく人の優先順位については述べていないところが問題。この問題が発生すると・・・
順番に考えていこう。
コロナ禍のように仕事ができないと、モノが生産できない。
つまり、モノがなくなる社会になる。
これは今、アメリカで、車なんかがそうなっている。
(日本はまだこの波が来ていないけど、そのうち来る)
資本主義では、
「働かざる者食うべからず」ということが成り立っている、
数学の時間習ったと思うケド、対偶は常に正しいので
「食べられない(=飢えて死ぬ)人は、
働いていない人(=働かないのでお金を持っていない人)」
も正しいことになる。
つまり、物がない時、だれを殺すべきというのが明確になっている(=働いていない人、お金ない人)。このため、お金のない貧乏人が死を受け入れる限り、この社会は成立する。
今の日本でも「働かざる者食うべからず」を信じている人は、まだまだ多いと思う。
しかし、コロナ禍で、この考え方は大きく変わり、
「働かざる者食うべからず」ではなく
「働かないものは、給付金で食わせろ!」
という社会になった。
これがいいか悪いかの議論はおいておき、
とにかく、こうすると、給付金を配り、お金はじゃぶじゃぶになるが、
働いていないので、モノはなくなる。
(働かないので、モノを生産しないから)
なので、モノは足らなくなる。
足らなくなるので、いくらでもお金払うから売ってくれ!
となり、インフレになる→ハイパーインフレ
だけど、足らないものを、どのように平等に配るかという基準がない。
(「働かざる者食うべからず」という基準が壊れたから)
じゃあ、みんな平均に配ればいい!というかもしれないけど、
平均に配ったらみんな足らなくて、全員死んでしまう。
(から、問題になっているんだよね)
じゃあ、みんな死ぬという方法を人類は選ぶか・・・
というと、人間も動物なので、そんな種が絶滅する方法を選ぶはずはなく、
社会主義はたいてい、お金でない、目に見えない何か(たいていは政治権力、時として暴力)によって、富が分配される。
ただ、そこまですぐに遷移するわけではなく、いったんは物不足の側面が強調される。日本もこのままだと、そのうちハイパーインフレだと思うね。
首相も所得倍増って言ってるんだから、とりあえず、インフレも・・・倍で収まるかなあ?