ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

由美かおるよりも、秋山仁先生が、どうなったかってことに興味しんしん!

2022-01-19 08:22:04 | そのほか
昨日、自分の情弱さに嘆いたんで、今日も情弱話。
って前に、表題の「秋山仁って誰?」という人のために…

まずは、数学の受験勉強の仕方から



■数学の受験勉強の仕方

各教科の受験勉強の仕方については、以前「東大王」で最近、司法試験に受かった鈴木光さんの
に書かれているっちゃ、いるんだけど、鈴木さんの得意教科の社会などとは違い、ちょっと中堅校レベルっぽい気はする。とはいえ、中堅校レベルまでは全くその通りなので、それを踏まえて、かつ、難関校も併せて考えると、以下の通り。

まず、数学には3レベルある
・公式や基本問題を直接問うような問題
 →定期試験レベル、以下「基本問題」と書く

・基本問題ができた上で、解法のためのアプローチ方法が決まっていて、
 それを適用すれば解ける問題
  →中堅校入試問題レベル、以下「応用問題」と書く

・基本問題、応用問題ができた上で、問題に、解放のためのアプローチ
 をすべて適応しても、まだ解けない空所があり、その空所を思いつきで
 埋めないと答えが導けないパズルのような問題
  →難関校っていうか、京大の数学レベル、以下「難問」と書く

鈴木光さんの言うように、数学を勉強するには、各ステップに対応する
勉強法がある。

・ まずは、「基本問題」が解けるようにする
  →穴のないように。定期テストの勉強でここまで達成しておきたい
  →公式を適用する典型的な基本問題が解けるようにする

・次に受験勉強として、応用問題の「解法のアプローチ」を知り、
 憶える

・基礎問題も応用問題も解けたうえで、入試の時に、頭が働くよう、
 頭の働きやすい図の書き方、計算用紙の使い方とか、ひらめきの
 練習をする
  →京大の数学の過去題をやるとか・・・
   ただし、数学の才能がないと、このレベルまではいかない

問題は、この2番目、受験勉強の「応用レベル」の問題を解くための、解法のアプローチをどのように行うかということ。
1980年代後半における数学受検界は、

数研出版の「チャート式」
 
矢野健太郎先生の「解法へのテクニック」
 
(どちらも表紙が違った気がする。改版したのかな?)

それと雑誌「大学への数学」
 
が出ていたけど、受験勉強としては、これを片っ端から解いていき、勉強していくという方法しかなかった!



■秋山仁先生の、数学受検界における功績

そんな中に、駿台予備校に秋山仁先生が現れる。
秋山先生は、特に応用問題について、
「整数問題の場合は、アプローチとして
   1.~
   2.~
   3.
     :
   それでもだめなら、数学的帰納法」
のような、問題の特徴を見極め、そのうえでどの解法を使うかという「解法のアプローチ」を体系化して、授業に展開していった。
 そこで、「解法へのアプローチ」の体系が解くのに必要と知らない受験生でも、秋山仁先生の授業を受けていれば解ける!という事態になり、「秋山の数学」の授業は大人気、特設単科の秋山先生の授業はコンサートチケット並みに徹夜して並ばないと取れないという事態に陥った。
 数学者の秋山先生の体系化した「解法のアプローチ」なので、それを上掲の2つの本や「大学への数学」の雑誌で問題から自力で導きだすのは難しく(秋山先生以上の数学的才能が必要?)以降、

 ・才能がなくても、予備校に行って、先生のいうことを聞いて、
  一生懸命勉強すれば、難関校に入学でき、

 ・非凡な才能があっても、貧しい家庭に育ち、予備校に行けない子は、
  かなり勉強しても、東大に受かることは難しい
  →研究者になる道は厳しい

という社会構造が出来上がった。
 今、四谷学院の宣伝で、「なんで私が東大に」という言葉があるが、この時の功績により、東大合格まで可能になってしまったといえる。
 つまり、四谷学院で行っていることがそうか、はっきりしないけど、東大文系の数学までであれば(理系は才能合ったほうがいい)
  ・基本問題の穴を無くす
  ・応用問題の解法のテクニックを、考え方から身につける
という2つを完ぺきにこなせばいいわけで、これには、「終わりがあるから」
いくつかのステップにわけて、励ましながら教えればいいことになる。
これが55個というのが、四谷学院。



■秋山仁先生以降の予備校数学受験界

このころだったか、長岡亮介先生も数学の方面でわかりやすい授業をしていて、この2人を中心に予備校界は沸き上がった・・・が、実際の数学の
エッセンス的には、秋山先生のアプローチが重要なので、秋山先生の流れを
組んだ予備校の先生が多くいると思う。

・・・詳しく知らないけど、西岡先生?

ただ、数学の「解法のアプローチはこれだあ!」と秋山先生の元ネタ
のことをいう人は少なく、

最近、「この点は出ねぇよぉ!」でおなじみ、数学の荻野先生等も、
この流れを汲んでいると思うケド、荻野先生は、解法のアプローチ
より、名言で有名だ!


この解法のアプローチが公開されないと、予備校に行けない子供は、難関校には合格できない、「学校歴格差」ができてしまう
(ただし、本当に勉強したいなら、いったん地方国立大に受かり、大学院で有名大学の大学院に社会人入学するなどを目指す学歴ロンダリングの手はある)



■で、秋山仁先生って、どうなったか知ってます?

で、最近の受験界はどうでもいいし、
このブログは、「貧困による学歴格差を論じる意識高い系のブログ」ではありえないことは、読者の皆さんご存じの通りで、
今日、話題にしたいのは、秋山仁先生って、その後どうなったの?ってこと。

長岡先生はわかる。放送大学行った後、明治大学行って、そのあと定年したかしら?こんな本書いている


でも、秋山先生は?
数学オリンピック関連のことしてたり、
本書いてたと思ったけど・・・

っていうので、この動画を「由美かおるさんの今を知りたくて」
見てびっくり!
 
【実話】由美かおるのヤバイ現在…水戸黄門を降板後の生活とは

数学者の秋山・・・仁(じん)ってはいってないけど、
バンダナ巻いてる数学者っていったら、秋山先生ぐらいしかいないよねえ…


あ、あの秋山先生だ!

アコーディオンしていたとか、
紹介したのが、ノーベル賞受賞した小柴先生だとか、

知らないこと満載でびっくり!

自分の情弱さにあきれる・・・(^^;)

P.S あ、秋山先生と長岡先生と自分の関係だけど…

秋山先生
 貧しかった自分は、予備校生になることはできず、特設単科を取るだけの頑張りもなく、駿台予備校の夏期講習か冬期講習で秋山先生の授業を受けたことがある程度。なので、授業の仕方は知っている、解法のアプローチの仕方みたいなものがあるのも知っているが、その全体像はしらない。

長岡先生
 予備校時代は知らない。自分は大学院を2つ行っていて、一つ目の放送大学大学院で長岡先生のゼミを引き継いだ先生のゼミに行っていて、そこで長岡先生のお話を聞いたことがある(大学院で卒業できなかった人のために、長岡先生が退任後も、引き継いだゼミのほうにきて、卒業できなかった院生の面倒を見ていた)。

ちなみに、放送大学大学院は修士課程を中退し、その後筑波大学大学院に行って(修士というか博士前期課程)は卒業し、博士後期課程は中退している
・・・同じ建物なんだけどね。
3階の格差を示す絨毯のあちら側とこちら側、両方体験!


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