昨日、日曜討論聞いていて(うちは、ラジオで聴いてるけど、テレビもやってるみたいね)、補助金の相談について、どこに相談するかはっきり言っていなかったり、知らない人が聞くと誤解しそうな話をしていたこと、
また、よく見るチャンネルの動画でも、
DeepMax 事業紹介企画:最終回 日本の補助金は日本人が活用して!
補助金の話は出てきたけど、相談先について、日曜討論と同じみたいになってしまっていたので、
中小企業診断士であるわたくしが、はっきりと書いてしまいましょう!
というのが、本日の話題。
■補助金は、国だけではない。
補助金は国だけではなく、都でも、市区町村でも出している。
そこで、国、都、市区町村すべての補助金の中から、最適なものを選びたいとなると、市区町村に相談に行くことになるが・・・・さすがに市区町村の窓口にいきなり言っても、相談相手になってくれない。
っていうことで、そのレベルでの相談窓口ということになると、商工会、商工会議所っていうことになるけど、商工会、商工会議所の相談窓口を知っているような人は、もうすでに相談しているだろうから、「補助金、どこに相談に行ったらいいんだろう?」という悩みは持たない。
■補助金の相談相手がいない場合は、東京都の人は、
秋葉原の「東京都中小企業振興公社」へ!
で、実際には、補助金の場合、補助金をもらうだけでなく、いろいろと相談したいことが出てくるかもしれない(どういうことかは後述する)。
そういう場合、一般的には「中小企業診断士」と言われるが(行政書士は、書類を書いてくれるが、漠然とした経営相談をされても困る)、そもそも、診断士がどこにいるかわからない(ここにいるけど・・・)
で、話横道にそれるけど、診断士は、補助金の勉強とかしないといけないので、強制的に?1年に1回(ほんとは5年に5回以上なので、最後の1年に5回行ってもいいけど)、お勉強をする「理論研修」というのがある。
その理論研修で、東京都の場合について聞いてきたんだけど(研修は、各都道府県ごとに行う。全国的な話をしてくれる回もあるし、東京都の偉い人が来て、東京都の話を聞く場合もある。今年は東京都の偉い人が話してくれるところ)、
「東京都の場合、中小企業の相談窓口として、
秋葉原の東京都中小企業振興公社があります。
補助金のほか、雇用、販売、経営安定など、なんでも相談できる窓口です
ワンストップ総合相談窓口(↑の相談のこと)は無料です
(ただし、オンライン相談と法律相談は予約必要)
専門家派遣もできますが、有料になります」
ということでした。なので、相談先がわからない人は、
東京都中小企業振興公社に相談するのがいいと思う。
詳しくは↓
※創業などは、ほかのところに行く場合もあるけど、
とりあえず、東京都中小企業振興公社にいけば、
いったんは受けとめてくれるみたい
■補助金の注意点
多くの補助金は、「XXについて●分の▲補助する」といった場合
・XXをする
例えば、1000万円の商品につき、50%補助を受けたい場合、
1000万円用意して、その商品を買う
・XXを行った証憑を添えて、補助金を出してくれるところに提出する
領収書を添えて、補助金を出してくれるところに提出
→どこで、どのように提出するかは、補助金が決まったときに教えてくれる
・そうすると、その内容が認められた後で、
●分の▲の補助金が振り込まれる
という仕組みになっている。
コロナのような「売り上げが減少している場合」という
XXの部分が過去や現在の場合、申請するところから始まるので
お金がすぐ降りてくる気がしてしまうけど、
物を買う、サービスを受けるなどに対する補助の場合は、
XXが未来(これからものを買う)なので、
まず、XXをしないと補助金が受けられないので注意。
特に、ものを買うことに対して受ける補助金の場合
(ものづくり補助金など)
・機械を買うお金を自分で100%用意して、
・購入してから
・50%なりの補助金を受ける形になる。
100%のお金を用意しないといけないところ、注意ね!
(なんか、日曜討論で、この辺はっきり言ってなかったのよね)
だから、今お金を持っていない人は融資してもらわないといけない。
この補助金をもらうまでの融資を含めて、信用金庫に相談するという
手はある(信用金庫には診断士がいるか、診断士とつながっている)
ただ、この場合、信用金庫が、いい人かどうかは不明なので・・・
(借金の担保の土地ねらい・・?)
■税理士さんに相談する場合
真っ向から反対される場合があります。
つまり、
「あんた、お金がないから補助金っていうけど、
はじめに借金するんだよ!
それ返せるあて、あるの?」
・・・正論です。返す言葉もございません・・・
診断士はここツッコまないけど(仕事なくなるから)
税理士はここツッコむ(払えなくて倒産したら顧問先なくなるので)
あとあとの作業も考えると、税理士さんに相談するのはいいと思うけど、これ言われちゃうと・・・ってところがある。
こんなかんじです。
補助金は自己責任で
(個人的には、ただでもらえる補助金・助成金はじゃんじゃんやりましょう(コロナや厚生労働省の雇用関係など)!
でも借金が必要なのは、よく考えて!)