ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

岡本稔さんの個性的なヴァイオリン奏法は健在だけど、他はいろいろ変わったルゼルの定期演奏会に行ってきた!

2024-02-24 11:39:11 | 音楽いろいろ
このブログで年2回、「岡本稔」さんの記事が多数検索される日が
やってまいりました。

2月23日、オーケストラ・ルゼルの第29回定期演奏会に行ってきました!
場所は(京成線の)青砥にあるかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール、曲目は↓のとおり。

ベートーヴェン / 歌劇「フィデリオ」序曲
ヒンデミット / 交響曲「画家マティス」
ブラームス / 交響曲第2番 ニ長調



まず、岡本稔さんの個性的なヴァイオリン奏法は健在でした
  1曲目から・・・

ただ、それ以外の点では、いろいろと変わっていました。

 ・今までコンサートマスター(ミストレス)をやることが多かった
   小野澤さんが、第二ヴァイオリンに回りました。

 ・っていうことで、コンサートマスターは(岡本稔さんは変わりませんが)
   小野澤さんの代わりに、安田良太さんが行ってました。
   岡本稔さんが、前2曲のコンマス、
   安田さんがブラームスの2番のコンマスになります
   →ってことで、2週間前にセラフィックが演奏した
    「ブラームス / 交響曲第2番」対決
     正統派奏法の加藤えりなさん VS 個性的奏法の岡本稔の
     コンマス対決には、なりませんでした
     →ですが、岡本稔さん、後ろのほうの席ながら、
      個性的な奏法を炸裂していました!。

・そして、ヴァイオリンにみんな気を取られないようにするためか、
 指揮者が「演奏前に」これから演奏するブラームスの2番の聴き所
 を説明していました(説明内容を↓にまとめました)。

 この説明がなかったら、岡本稔さんのバイオリンに注目してしまうと思うんですけど、この説明により、トロンボーンをはじめとする吹奏楽の部分を注目するようになったと思います(2週間前の東京セルフィックを聴いたときも思ったんだけど、この曲、吹奏楽の出来で評価が決まってしまうような気がします)。
 指揮者が演奏前に聴き所を説明するっていうのは、アマチュアオケでは異例だと思うけど、初心者の私にとっては、とってもありがたかったです!
 今後も、他のオケでも、これやってほしいです(指揮者でない場合や、演奏後に話をするのは、今でも他のオケでもあるんだけどね)!




・ブラームスの2番は、↑にあるように、トロンボーン、吹奏楽の部分が
 聴き所のようなのですが、その前の曲でも、演奏後の拍手の間、指揮者が
 演奏者を紹介するときに、吹奏楽パートを中心に紹介していたので、
 吹奏楽パートを聴いてほしいのかもしれません

・いままでは、正統派のきれいにバイオリンを弾く小野澤さんと、
 個性的にバイオリンを弾く岡本稔さんを比較して見れたので、
 岡本さんの個性が際立ちましたが、
 今回小野澤さんが第二バイオリンに行ったことで、指揮者を挟んで
 見ることになり(また違うパートを弾くことになり)比較はできない・・・
 けど、岡本さんの個性は目立ってました。
 →ブラームスの2番では、コンマスではないので、後ろの方に下がった
  んだけど、目立ちます。はい。
 →小野澤さんが第二バイオリンに回ったのは、前回の定期演奏会からかも
  しれない(違うかな、記憶確かでない)
  ただ、そんなこと忘れているので、はじめ、第一バイオリンが見やすい
  席に座ってしまい(座席自由、半分くらい、いやもちょっと入ってた)
  小野澤さんが見にくかったので、休憩中に席を変えました。

・肝心のブラームスの2番ですが、セラフィックとちょっと違うように
 聞こえました。第四楽章の最後の方の音が止まるところは、セラフィック
 はピタッと止まったんだけど、ルゼルのほうは、残響が残った感じで、
 個人的には、そこは、セラフィックが好みなんだけど、他の部分は、ルゼル
 のほうが好みでした(テンポとか音の始まり、流れとか…)
 ルゼルはHIP(Historical Informed Performance)アプローチをとっている
 そうなんだけど、そのせいかどうかはよくわかんなかったけど、
 違いは素人クラッシック初心者の私でも、わかった気がします。
 (どっちがいいかは、純粋に好みだと思います)

・演奏後の拍手の話に戻りますが、一番最後に、コンサートマスターを
 紹介していました。演奏者の男性は、岡本稔さんはコンマスの恰好を
 していますが、ほかのメンバーはみんな共通の恰好をしていました。
  女性は、ドレスなんですが、決まったドレスがないようで、小野澤さんは
 いつもコンマス(コンミス)のときに着るドレスを着ていました。

  ってことは、最後のコンサートマスターの紹介のとき
    安田さんは、他の演奏者とおなじ恰好
    後ろのほうに、正装をした岡本さん
  さらに指揮者は、小野澤さんも紹介したので
    第二ヴァイオリンに、正装のドレスを着た小野澤さん

 と、昔からルゼルを見ている人には納得の紹介でしたが、初めてルゼルの演奏会に来た人には??の紹介だったかも
 →指揮者がパートリーダーの1人を紹介し忘れて、一回舞台から指揮者が
  はけたあと、もう一回出てきて、最後にその人だけを紹介してました
  (^^;)

アンコール曲は↓

 


 次回の第30回定期演奏会は、第九だそうです。
 もう、競合他社が、いっぱいいる中で、
 なにか、個性を出すのか出さないのか・・・
 岡本稔さんが、どうするのか・・・
 小野澤さんは第二バイオリンなのか、コンサートマスターなのか・・・
いろいろ、見どころのありそうな、次回演奏会です!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする