たまには診断士らしい話を一つ。
■補助金と助成金
国や地方自治体からもらえるお金は大きく2種類ある
①補助金
国では経済産業省が中心
申し込んだ人が全員もらえるわけではない
(が、申し込まないともらえない)
事業に沿った募集が行われ、それに沿って応募すると、応募した人の出費(出費しないともらえない。出費した後にもらえる)に対して、何割かのお金がもらえる(支援してくれる)制度
誰でも支援できる(診断士だけではない)
②助成金
国では厚生労働省が中心
申し込んだ人が形式さえ合っていれば、たいていもらえる
(書類作成は本当は)社労士しか支援できない
地方の場合、補助金と言いつつ助成金の場合、助成金と言いつつ補助金の場合もあるみたい。
■国の中小企業の補助金のまとめ
現在はこんな体系になっているみたい
①生産性革命推進補助金
ものづくり補助金
IT導入補助金
持続化補助金
事業継承引継ぎ補助金
②事業再構築推進事業
事業再構築補助金
③省力化投資補助金
省力化投資補助金
■常に募集しているわけではない
上記の補助金は「そういう事業がある」と言うだけの話で、この事業をいつ、どのくらいの規模で行うかは、予算と補正予算(年2回ってこと)で決まる。
また、方針(これに力を入れよう!)っていうのは、年1回中小企業白書がでて、その白書の結果を受けて施策がきまり、施策実行の手段の1つとして補助金が決まるので、年1回方針変更があり得るということ(でも、一度やった事業は名前を変えてだいたい継続する)
なので、予算と補正予算の間のときは、補助金が出ない期間がある。さらに総理大臣によって、施策が動くから、今(=総裁選のさなか)はとっても動きにくい時期になる。そこで↓
【今すぐやめて】補助金の専門家が今補助金を探しても時間の無駄になる理由を詳細に解説します
■では、補助金コンサルはどうやって暮らしているか
補助金の端境期、補助金コンサルはどう暮らしているか
・補助金交付までの支援をしている(書類を書いたり、経営顧問として)
・補助金コンサル養成講座を開いて講師をする
・別の仕事をする
→診断士でも、「補助金一本」って人は少ないと思う。
もともと他の仕事を持っている人が副業としてやっていたり・・
ただ、実は「補助金コンサル養成講座を開いて講師をする」っていうのがすごい勢いで膨れていて、補助金コンサルがいっぱいになって、国の事業では、もうやっていけないんじゃないかなと思う。
これからは、地方の補助金にどうつなげられるか、で生き残りが決まってくると思う
■たとえば、東京都の補助金の場合
東京都の補助金は、
で、検索できる。
「企業・個人事業主」をチェックして
「中小企業への支援に関すること」をチェックちぇっくすると、
22件出てくる
下のボックスから適当に選んで
(今回はコロナの支払利息を払ってくれる補助金を選んでいる)
「詳細は補助金名を選択しこちらをクリック」をクリックすると
補助金の内容が出てくる
貰うにも、支援するのも、この辺の東京都のあたりまで掘り下げないと、
生き残りは難しいのかも・・・