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【政治家の勘違いがヤバすぎる②】どんなに行動制限しても院内感染減らさないと実行再生産数は減らない

2020-05-04 07:54:59 | そのほか
浅田均議員、あなたの突っ込むところはRじゃない、Pだ。

また、コロナ話、それも予算委員会の話で恐縮だけど
国会中継 緊急事態 DAY23 補正予算案 2020年4月30日(木)
https://www.youtube.com/watch?v=CJCHPIzkS2U&t=120s

の4時間18分50秒あたりに、「何故8割の行動制限か」というフリップを出しているよねえ。
これ、西浦先生のあの式なんだけど、そこの変数
Ro=基本再生産数
P=行動制限をする人の比率
Re=実行再生産数

として、Roの理由と、Reについて聞いているよねえ~

そこ、突っ込んでも意味ない、
 Roは妥当な数字(インフルエンザは2~3、もし妥当な数字でなければ今事集団感染してるはず)だし、
 ReはPを突っ込まないと答えられない。
その式で、一番問題なのはPなんだ!




西浦先生のモデルは、SIRモデルで、このモデルのもともとの式は、
Wikipediaを見てもらうとわかるけど、
一番元の式(1番目の式)が感染の始まり、

その時間に感染する人(Sの微分をマイナスにしたもの)
=感染率(β)*非感染者(S)*感染者(I)

この変形が巡り巡ってPになる。
(ちなみに、「NHKスペシャルでやってた、「8割の行動制限」の根拠を説明しているTwitterのページで紹介したサイト「1. いろいろなモデル計算 (2020/4/10)」の「1.1. 西浦博北大教授」だと、(1-x-y)が非感染者(感染者と回復した人を引いている)、xが感染者。文中の20%、80&が感染率(を1からひいたもの))

つまり、感染者と非感染者が接触したときに感染するので、ここを行動制限しないといけない
(→行動制限する人の割合)となる。

そもそも、冷静に考えてみよう。
非感染者同士が、どんなに密接にかかわろうとも、感染してないのだから、感染者にはならず、
(感染者の)実行再生産数には影響しない。

だけど3月4月の段階では、みんなどのくらい感染しているかわからないので、
とりあえず、みんな8割行動制限すればおさまるだろうということでPを0.8
(8割)にした。このモデルは悪いことが起こらないために作っているのだから、
最悪のほうの「みんな」の行動制限するのは、至極妥当な判断。

そして、欧米では、集団感染を起こしたから、全体的に感染者が多くいる。
だから、実行再生産数は、発表できるぐらい安定している数字になっているし、
国民のみんなが行動制限する必要も・・・あったのかなあ?まあ、行動制限した。

しかし、日本の場合、まだ集団感染をしていないので、実際には
  一般の人には、あまり感染者の人は多くない
  その一方、病院には、具合の悪い人が行くのだから、感染者がいる可能性が高い。
   コロナ患者を診ている病院には、確実にいる。自宅療養している人も。

その結果、院内感染や家族で感染するケースが多くて、この数により、感染者の変動が
大きくなり、実行再生産数が安定しない。よって、この数字を毎日出しても、大きく変動されて
一喜一憂する感じになるので、何日かまとめて平均を出すようにしないと、意味のない数字に
行動が操られることになる。

みんなが行動制限しているのに、ヘリが遅いのは、この院内感染等が多いから。
コロナ患者受け入れ病院は、コロナ患者と接触しないことはできないでしょ。
だから、院内感染を防ぐ(βを下げる)ようにしないといけないんだけど、
そこがまだできていないので、下がりが低い(8割削減達成していない)

通勤はたしかに8割削減していない?(椅子って、7人掛けが多い。
7人掛けで1人座っていると8割削減なんだけど、そんなもんな気もする・・・)
かもしれないけど、感染者が乗っている割合が低いし、最近は窓を開けて三密を
避けるようにしているので、みんなが通勤している割には、感染が減少に転じて
いることになる。



ということで、実行再生産数を下げるには、
 一般の人の感染はまだ少ないし、すでにマスクして接触は減っているので、
   ここの行動制限を厳しくしても(ロックダウンとかしても)
   行動制限する割には、そんなに思いっきり実行再生産数が下がるわけではない。

 その一方、家族のいる人の自宅療養はとんでもない。8割接触なんて、可能なのか?
   まさに家族に移ってくださいと言っているようなもので、ここの家族接触を8割削減するため
   宿泊施設で個室で隔離しないといけない。それしないと、8割削減にはならない。
   (けど、そうすると、子供しか残らないという場合、だれも面倒を見れないので、
    その場合、自宅療養という形になる)

 また、コロナ患者を診ている病院も、ものすごい注意が必要になる。
   コロナ患者と一般患者が接触する可能性が高い。もちろん、「コロナ」と判定された人と、
   一般の人とは分けているだろうけど、判定前に発熱で来ている人と、一般の人が接触するのも
   ヤバい。この意味でコロナを扱っていなくても、病院はヤバい。コロナの人が来る可能性はあるので…




それなのに、いま、一般の人の行動制限ばかりを多く制限して、
自宅療養の人がいたり、病院に対して感染しないようにするガイドラインとか出してなさそうだし、
そもそも、院内感染を防ぐための資材(マスク・ガウン)も、人材も施設もないというように、
感染しないような制限が全然できていない。

その結果、院内感染と家族観感染は減らず、実行再生産数を押し上げてしまう。
国民の多くが苦しい思いして行動制限しても、ちょっと病院が数重筋規模の院内感染出したら
みんなの苦労が水の泡になる。

だから、今は、みんなの行動制限も大事だけど(感染者がいないとは言い切れないので)
院内感染をおこさない、(感染者がいそうな)病院にむやみにいかない、
自宅療養はなるべくさせず、もう、熱があったらすぐに(PCR検査する前に)宿泊施設に送って
しまうように保健所は手配するなど、感染者との接触を避ける方策が重要になる。

コロナ患者を受け入れる病院はゾーニングを徹底して、コロナ患者とそうではない患者さんを
分ける(会わない)ような動線の工夫が必要になってくる。




病院が院内感染すると、病院から出て来たほかの患者さんが、周囲に病気を間空き散らしてしまうし、
さらに、外来中止とかになってしまうと、その地域の医療は崩壊するし、さらにその地域で病気に
なった人は隣接地域の病院にいき、その隣接地域の病院の密集を増やして、感染リスクを増やしてrしまう。
というように、多くの問題をひきおこすので、一般の人の行動制限よりも、まずは院内感染をおこさない
体制づくりのほうが重要なのだ…

…そこを質問すべきだったんだな。つまり、Rでなく病院におけるP(行動制限)

P.S
 だけど、市中に無自覚の感染者がいる可能性があるので、一般の人の行動規制も必要。とはいえ、
 オーバーシュートには至っていないので、現在の行動規制を維持するような形でいいことになる。
 ・・・が、今の行動規制を続けられると経済破綻するので、行動規制を緩める分、感染しない仕組みを
 取り入れなきゃいけないというのが「新しい生活様式」っていうことになるんだと思う

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