最近、変わった満月の呼び方がテレビなどのメディアで取り上げられるようになってきました。例えば、12月の「コールドムーン(寒月)」。12月の、きりっと冷えた空に浮かぶ満月が目に浮かびます。5月の「フラワームーン(花月)」は、花々が咲き誇る時期の満月を呼び習わしたものです。なんだかロマンチックですね。これらの満月の呼び方は、ネイティブアメリカンが用いていたもので、アメリカの農業暦のもとになったといわれています。昔、人々は、月の満ち欠けによって季節の移り変わりを知り、節目としながら生活してきました。
さて、2月の月の呼び方は、「スノームーン(雪月)」です。文字通り、雪が降る時期に出る満月を指します。雪に覆われた大地に映える月の光が思い浮かびませんか?ちなみに、2月の満月は「ストームムーン(嵐月)」や「ハンガームーン(飢餓月)」などとも呼ばれます。吹雪が起こり、食べ物がない状況を表しています。2月は自然界にとって、とても厳しい月なのですね。しかし、3月の満月には、「ワームムーン(芋虫月)」という面白い名前がついています。冬は終わりを告げ、春になって芋虫が地面からはい出してくる時期という意味です。日本の「啓蟄」に近いでしょうか。
岩手の2月は厳しく辛い寒さの時期です。しかし、3月を迎えれば卒業、卒園式が待っています。4月からは新生活が控えている方もいるでしょう。新しい出会いと別れの季節がやってきます。2月の寒さを健康に気をつけて乗り切り、素晴らしい春を迎えましょう。
参考
LOVEGREEN https://lovegreen.net/lifestyle-interior/p184891/