青少年なやみ相談室

相談室だより

「自己肯定感といわれても・・・」

2020年02月01日 09時00分00秒 | vol131~140

自分のこと、好きになれますか?

勉強やスポーツができる人、友達が多い人、彼氏彼女がいる人、楽しそうな人、充実している人・・・。

他の人は輝いて見えるけど、自分はまるで別世界にいて、闇の中に深く沈んでいるように思うことはありませんか?

 

「自己肯定感が低い」「自分をネガティブにしかとらえられない」

どんな人でも、そんな風に落ち込んでしまうことがあります。

本当は助けてほしいのに、自分の殻に閉じこもってしまったり、誰かのせいにしてみたり、攻撃してみたり・・・

そうやって先の見えない暗闇の中で、一人でもがいているとしたら、それはとてもしんどいことですね。

 

「自己肯定感」とは、自分に自信を持ち、自分を大好きになることではなく、

今の自分は好きにはなれないけど、「これはこれでOK」「そこまで悪くないな」と思えることではないでしょうか。

誰かと比較して「高い」「低い」とか考える必要はありません。

ただありのままの自分を「これもあり」と受容できたら、それで100点です。

 

自分のことを好きにならなくても、他人を好きになれなくてもOK。

人にどう思われようと、自分のペースであせらずに歩いて行けばいいのです。

必ずあなたの前に道は開けています。

 

そして、そんな風に、その人なりのペースを見守り、あきらめずに応援し続けられるような人間でありたいものです。

 

誰かに話しをするだけで、頭の中や気持ちを整理でき、ちょっとした考え方のヒントが浮かんでくることもあります。

苦しい時、もやもやしてどうしていいかわからない時、誰にも話せない時、どうか相談室にお電話して下さいね。 

** 電話: 019-606-1722 **

 

※参考:『こころの深呼吸』片柳浩史.2017.教文館

 

 


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