夏から秋への入り口、9月。秋にはさまざまな呼び名の秋があります。「食欲の秋」、「芸術の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」、「○○の秋」…皆さんの秋はどんな秋ですか。私の秋は断然「食欲の秋」です。
「食欲の秋」と言われるようになったのには諸説あるようです。主な説としては
①主食のお米をはじめ多くの食材が旬を迎えるから。
②秋は夏に比べて太陽の光を浴びる時間が短くセロトニン(別名「幸せホルモン」と呼ばれ、満腹感を与えて食欲を 抑える働きがある脳内物質)の分泌量が減るから。
③寒くなると体温を保持しようと基礎代謝があがるから。
④うだるような暑さから過ごしやすい気温に落ち着き、夏バテで減った食欲が本来の食欲に回復するから。
などです。
何でも美味しく感じてついつい食べ過ぎてしまう秋。岩手県にはおいしい食材が豊富にあることも要因の一つかもしれません。日本有数の生産量や飼養頭数を誇る主な食材には、まつたけ、雑穀、ワカメ、ウニ、あわび、日本短角牛などがあります。まさに山の幸と海の幸の宝庫ですね。特にもワカメは生産量もさることながら、県庁所在地一世帯あたりの年間購入量も日本一(平成26~28年平均)です。統計上一世帯あたり年間約2.2㎏のワカメを食べていることになるようです。
肉厚で弾力がありとても美味しい岩手県産のワカメは、低カロリーで食物繊維とミネラルも豊富なので、夏の暑さで疲れたからだにはぴったりの食材かもしれません。
まだまだ残暑が厳しく、コロナ禍の先行きにも不安な日々が続きます。地元の美味しい食材で身も心も癒して健康にすごしましょう。
参考:いわて統計情報「いわてお国自慢」
makaroni食からはじまる笑顔のある暮らし