新型コロナ・ウィルス感染拡大で
子どもと家に一緒にいる時間が多い今、
絵本の読み聞かせをされているご家庭も多いと思いますが、
絵本の読み聞かせは、
生まれたばかりの赤ちゃんから小学生を含む
多くの子どもたちにとても良い効果があります。
読み聞かせは、子どもたちの発達に大切な
親子のコミュニケーションやスキンシップという役割を担います。
両親からやさしく語りかけられることで子どもは安らぎを覚えますし、
親も子どもへの愛情を確認できる時間になります。
さらに、最近の絵本はよく考えて作られていますので、
音韻や絵の形と色のリズム感など、
子どもの感覚を豊かにする効果もあります。
また、読み聞かせの効果として、「情緒の安定」が上げられます。
優れた絵本は良い文章で書かれおり、
親が絵本を読む声は子どもにとても耳障りよく聞こえますので、
感覚的に気持ちのいい時間を過ごせます。
そういう安心感のある時間をたくさん持つことで、
子どもの情緒は安定します。
そしてそのことが、子どもが成長したときに感情表現を豊かにし、
他者への共感能力を高めることにつながるそうです。
その他にも、文部科学省の調査では、
本の読み聞かせは子どもの読書好きと密接な関係があることが分かっています。
そして読書好きな子どもは、読解力や語彙力が高まりますので、
学力やコミュニケーション能力がアップしやすいといわれています。
家の中にいる時間が多い今、
イライラして子どもを叱ったりすることはありませんか。
絵本の読み聞かせは子どもの心を穏やかにします。
子どもの心が穏やかになると親の心も穏やかになり、
柔らかな時間を過ごすことができます。
せっかくの親子一緒の時間、
読み聞かせを楽しんでみるのはいかがですか。
【参考】「絵本で子育てを楽しく」(文部科学省)、「赤ちゃんの絵本の読み聞かせはいつから?」(インターネット)、「小学生まで続けると学力もアップも!『絵本の読み聞かせ?』いつまですべき?」(インターネット)など