みなさんは、困った時やつらい時など、どうしていますか?一人で抱え込んでしまったり、気晴らしに他のことをしたり、乗り越え方は人それぞれだろうと思います。でも、困った時やつらい時など、心のモヤモヤがずっと続くと、ストレスがたまってしまいますね。
そんなストレスをためない方法として、「誰かに話を聴いてもらう」という方法を紹介したいと思います。「え!なんでそんなことが?」と思われるかもしれませんが、実はこの方法は、かなりの威力をもっているのです。
「ねぇねぇ、ちょっと聴いてよ」と言って、バーっと話すと、なんかホッとしたようなスッキリしたような気持ちになった経験は、みなさんにもあるのではないでしょうか。「話す」という言葉の同音異義語に「離す」「放す」というものがあります。どうやら人に何かを「話す」ことは、心のモヤモヤを自分自身から「離す」「放す」意味合いがあるようなのです。
そうは言っても、人に話すというのはハードルが高いものですし、話すだけでは何も解決しないし意義がないようにも感じます。また「これ話していいのかな」「言わないでおこうかな」と、いろいろ考えてしまうこともあり、話すだけというのは簡単なようでいて、できないことが多いものです。
ですから、何かを順序だてて話したり相談するというよりも、まずは抱えている心のモヤモヤを「離す」「放す」ことから始めてみてはいかがでしょうか。もしも、そばに心のモヤモヤを「離す」人がいない、友だちや家族には「放し」づらい…そんな時は、<青少年なやみ相談室>に心のモヤモヤを「離し」「放し」ても、よいかもしれません。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
という俵万智さんの短歌があります。寒さも分かち合えば心のぬくもりに変わる、という意味の句だと仲淳氏(天理大学教授)は言っています。
困った時つらい時は、誰かに話を聴いてもらって、心のモヤモヤを分かち合いませんか。
<青少年なやみ相談室>もお待ちしています。
<青少年なやみ相談室>
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土・日10:00~16:00
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*メール相談は24時間OK
*参考*こころの健康法(CRADLEより)|天理大学(アクセス日時 2024.8.20)